支援はまだまだ足りません
チャルサダ県ラジャールⅠ地区も大洪水によって荒廃してまった町の一つです。そこで暮らすアジーム・グルさんの娘であるファロカ・ビビさんは、洪水での経験を振り返り、語ってくれました。
その経験は、もちろん、洪水に見舞われた他の人々と同じような経験なのですが・・・ファロカ・ビビさんの顔を見てください!
まだ45歳だというのに、まるで老婆のように見えませんか?
彼女の顔には、洪水での悲惨な経験に加えた“苦難”が刻み込まれているのです。彼女は、幸せな生活を夢見ることはもうやめた、と言います。この世とおさらばしたい!!今彼女が望むのは、ただこれだけなのです。
「私は、この借家で、2人の姉妹と5人の兄弟と一緒に育ちました。両親は私が小さいときに亡くなり、5人の兄弟たちも幼くして亡くなってしまいました。そういうわけで、私は、2人の姉妹たちと女3人で、男性が強いこの社会で生きなければなりませんでした。幸い、2人の姉妹は、結婚することできました。しかし、結婚できなかった私は、今でも借家暮らしです。アシフ・カーンという大家一家の使用人として働くことで、なんとか住まわせてもらっているのです。」
話は洪水での体験に続きます。
「2010年7月29日、大洪水がこの町を襲ったとき、人々は自力で逃げなければなりませんでした。私と2匹のヤギ(彼女の唯一の収入源です!)は安全な場所まで逃げることができませんでした。降り続く雨の中、一晩中、ヤギたちと水浸しの家で過ごすことになったのですが・・・救助が来てくれ、ようやく助かりました。」
大洪水から13日が経って、ファロカ・ビビさんは家に帰りました。しかし、大洪水は彼女が家に残した全てを奪いさっていました。もちろん、近所の人たちは、避難場所に連れて行ってくれるなど、ある程度のことは助けてくれました。しかし、彼女への支援はまだまだ足りていないのが現状です。
11月 16, 2010 北西部大洪水 被災者緊急支援 | Permalink


