スマイルシーズ観察日記2009 その9
今回はJENのプログラムに参加して、大きな「心の変化」があったシャンモンガンさん(53歳、女性)にインタビューしました。
「私の家は代々農業をしていました。しかし、紛争のために家にあったものすべてをなくしてしまい、農業が続けられなくなってしまいました。戻ってきてからは、食糧支援や夫の出稼ぎで食べつないでいましたが、何も楽しみがなく、毎日を希望もなく過ごしていました。
その気持ちも、JENの家庭菜園プログラムに参加するようになり、変わってきました。毎朝4時に起き、紅茶を飲み、外に出て野菜に水を与えることから一日を始めます。毎日野菜の成長を見ていて、私はだんだん子どもの成長を見守っているような気がしてきて、楽しくなってきました。
家庭菜園プログラムでは、家族や近所の人と一緒になって作業をすることも楽しみの一つです。仲の良い人たちと情報を交換したり、話をしながらする作業はとても楽しいものです。また、仕事から帰ってきた娘と毎晩、今日の家庭菜園の様子や、訪問者のこと、明日の予定などを3時間近く話すことも楽しみになっています。ジェンのプログラムをとおして、私の生活は本当に楽しくなりました」。
次回は、最終回「スマイルシーズのまとめ」を報告します。
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