スマイルシーズ観察日記2009 その10
今年もスマイルシーズの応援、ありがとうございました。全10回にわたる観察日記もこれが最後となります。このプロジェクトで配られた野菜の種は、写真のように袋からはみ出すほど大きく成長しています。その成長を見て、スリランカのお母さんたちから、笑顔があふれています。
この観察日記では、最後にジリサランさん(25歳・男性)のコメントを紹介します。ジリサランさんは21歳の奥さんと、3人の娘さん(5歳、3歳、3カ月)と一緒に暮らしています。彼の家の野菜はとてもきれいに並べられ、よく手入れがされていました。とても熱心に家庭菜園を行っている様子が伝わってきます。
「私は家庭菜園でトマトやトウガラシ、タンパラなど6種類の野菜を育てています。すでにタンパラなどは、私たち家族だけではとても食べ切れないほどの量を収穫できました。余ったものは売ったり、近所の人と分けようと思います。
JENのプロジェクトに参加し、私たちは自分たちの土地から野菜を収穫できるようになり、時間も、野菜を買うお金も節約できるようになりました。さらに野菜をたくさん食べるようになったので、健康的な生活も送れるようになりました。JENの活動に参加できて、本当によかったです」
以上で、2009年のスマイルシーズ観察日記を終わらせていただきます。
私はこのスマイルシーズを通して、現場で参加者一人一人の生活の変化の様子やその時の気持ちを聞くことができ、スリランカの人々をより身近に感じられるようになりました。この記事を読んでくださっているみなさんにも、スリランカの人々は遠い国の人ではなく、同じ喜怒哀楽を持った隣人として親しみを持っていただけていたら幸いです。
これからもスリランカにたくさんの笑顔が生まれるように、応援をよろしくお願いします。
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