スマイルシーズ観察日記2009 その7
家庭菜園のプロジェクトでは、農業の方法と同時に栄養バランスのとり方も説明しました。ジェンが支援を行っているキラン郡の人々は、長らく続いた紛争の影響で厳しい生活を余儀なくされてきたため、栄養に関する知識が不足していて、バランスのとれた食事がなかなか摂れていません。特に妊産婦や5歳以下の子どもの栄養不足が問題となっています。
そこでJENは、家庭菜園で栽培された野菜を最大限に利用し、プロジェクト参加者が栄養状態を改善できるように「栄養改善の研修」を行いました。
研修では「栄養のバランスとビタミン」について、調理実習も交えながら講義を行いました。具体的には、栄養のバランスを考えることはなぜ大切なのか、ビタミンは何に含まれていて、どのように作用するのかなどの理論的なこと。また、その知識を生かした実践的な調理の仕方を説明しました。
3歳と9歳の息子さんがいるガネーシャンさんに感想をうかがいました。
「ビタミンに関することはほとんど知らなかったので、学べてよかったです。これからは、小さい子たちのためにも、栄養のある食事を作り、ビタミンがよく含まれている野菜を使おうと思います」
次回は大家族の参加者にお話をいかがいたいと思います。
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