スマイルシーズ観察日記2009、その5
種の配布が終わり、次は土壌づくりのワークショップです。プロジェクトの参加者を40人ずつのグループに分け、ジェンの農業インストラクターが講師です。会場は、参加者宅の庭の木の下です。
今回は、このワークショップで紹介された土壌の作り方と使い方を紹介します。
土壌は、牛や羊のふんと土、砂利を混ぜて作ります。すべて村で手に入るものを使うため、お金をかけずに、環境にやさしい方法で作ることができます。
できた土壌は2つに分け、1つはポリエチレン袋(お米10kg分の大きさ)に入れて使います。ポリエチレン袋は、プランターのような役割を果たします。袋の4分の3まで土壌を入れ、水で湿らせて完成。ポリエチレン袋は保水性が高いため、雨がほとんど降らないこの時期にも効果的に野菜を育てることができます。
残りの土壌は、地面にまいて使います。地面からあらかじめ雑草を取り除いておき、そこに上記の方法で作った土壌を混ぜ、すきで2回耕し、土の塊を砕いて平らにして完成です。
この研修に参加したデイワナーピレさん(60歳、未亡人)にお話をききました。
「今回のワークショップでは、新しいことをたくさん学びました。農業について、多少は知っていたのですが、このように効果的でお金を節約できる方法は知らなかったので、これからの作業に役立てます」
次回は「野菜の成長の様子」を紹介します。
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