スマイルシーズ観察日記2009、その2
JENのプログラムに参加中のセルラトレさん一家に、「JENの活動をとおして一番変わったこと」についてインタビューしました。
******
戦争前、私たちは農業をしながら家族5人(息子1人、娘2人)で暮らしていました。家族の中で夫だけが稼ぎ手で、ときどき私がその日のご飯のため日雇い労働に出ながら生活していました。
しかし、2006年に戦争がはじまり、家を離れざるを得ず、避難キャンプでの生活が始まりました。
キャンプにいるときは、毎日ほとんど何もしていませんでした。それは、待っていれば食糧の支給を受け取れるので、何もする必要がなかったからです。だから生活はとても怠けたものになっていました。
1年半後、戦争が終わって村に戻ってきましたが、農具や種は無くなっており、どのように生計を立てればよいかわかりませんでした。その後、JENの活動に参加することにより、“農業”という毎日するべきことが見つかりました。いまでは、生活に目的を持てるようになり、いきいきとした日々を送れるようになりました。そして、「よい生活を送れるかどうかは、どのように時間を過ごすかで決まる」と思うようになりました。
これからもJENの活動に参加していきたいと思います。
******
次回は、家庭菜園の説明会の様子を報告します。
スリランカの活動を、もっとくわしく知りたい?
くわしくは、こちらへ