2006年11月30日 (木)

歴史の目撃者たち

061123beirut_funeral_day  11月21日のピエール・ジュマイエル工業相暗殺事件のあと、23日にベイルート市内で国葬が行なわれました。この日は22日の独立記念日に引き続き、官公庁や企業、ほぼ全ての商店が休業になりました。

 

 国葬の様子がテレビで中継されていたため、知り合いの人の家で一緒に見させてもらいました。家には家族・親戚が大集合していて、テレビにはいつもは整然とした様子の新市街の通りが、大勢の人たちで埋め尽くされている映像が映っていました。

 大聖堂内部の映像が流れたとき、画面に映る参列者に、「この人は、だれだれさんの親戚のだれだれさんで・・・」などと、まるで、ご近所さんを紹介するような調子で盛り上がっていました。それでも大家族が勢ぞろいし、食い入るように画面を見入る様子からは、国の歴史的なできごとを目撃しているのだ、という迫力が伝わってきました。

(写真:その日、JENベイルート事務所の近所の通りに停めてあった自動車)

11月 30, 2006 生活、習慣、風土JENスタッフレバノン |

2006年8月26日 (土)

当団体職員、湯浅さんに哀悼の意を表します

 緊急支援のため、8月17日より同僚職員2人とともにレバノン入りした湯浅敏広さん(52歳)は現地時間8月23日(日本時間24日)に誠に残念なことですが急病のため逝去されました。

 当日は、事前調査活動のため同国南部(ベイルートから100Km程度)を訪れていました。その帰途に発作をおこし、救急車で病院に運ばれ手当を受けていましたが夜半に逝去されました。湯浅さんは札幌で小学校の教員を務めたあと、アフリカなどで難民の支援に携わっていました。次回のニュースレターで新スタッフとして紹介する予定のところ、このような悲しい形でのご紹介となりましたことは残念でなりません。

 ここに、改めて哀悼の意を表するとともに、ご遺族の方に衷心よりお悔やみ申し上げます。

ジェン 共同代表理事 國富堅志郎 川北秀人

理事、監事、職員一同

8月 26, 2006 JENスタッフレバノン |