南部の復興状況
停戦から約4ヶ月が経過し、南部では復興が急ピッチで進められていますが、まだ紛争の傷跡は町のいたるところに見られます。壁に銃弾の後が無数にある建物や、半壊した建物、そして空爆によって崩された橋が鉄筋がむき出しの状態でまだ放置されているところもあります。
こうした中、南部の町や村を訪問しニーズ調査を現在実施していますが、やはり不発弾の処理や道路の復旧が遅れている地域への訪問には時間がかかります。先日山奥のある村を調査のため訪問した際、自治体の建物に向かうための道路は不発弾の処理を実施中だったために通行ができず、迂回してその建物に向かったところ、今度は道路全体が舗装工事を行っていました。舗装工事を中断してもらいやっと辿り着いた自治体のリーダーの方は、国際機関やNGOによる訪問はあまりないということで、私たちスタッフを暖かく迎え入れてくれました。
こうした支援の手が届きにくい村での支援活動を実施するために、JENは引き続き南部の村を訪問しています。