イスラエル国境付近で始まった支援
ジャパンプラットフォーム様のご支援を受けての瓦礫撤去道具の配布が、12月4日に開始されました。南部の約100の町や村で実施したニーズ調査に基づき、道具を必要とされている村で配布を実施しています。
配布地の一つ、Aita Ech Chaabという町は、特に紛争の被害を大きく受けた町です。自治体のオフィスは、物置のようなプレハブ小屋の一室という粗末なつくりで、外には大きなテントが張られています。このプレハブの中で町内のミーティングなどが開かれていました。
南部の町や村では、その多くで急速に復興が進んでいるにもかかわらず、この町には、いまだ破壊された建物が残り、瓦礫の山が放置されたまま。JENは早速、自治体や農業組合のリーダーなど町の中心人物から構成される道具管理委員会を立ち上げました。そして、今後は委員会に対して道具を配布し、自治体が中心となって道具の管理をしてもらいます。
南部の各自治体では、ちょうど今週末に家屋の再建のための現金の支給が政府から各世帯に対して行われる予定とのことで、Aita Ech Chaabの自治体のリーダーからは、この現金配布に間に合う形での道具の配布に対して、感謝の意が述べられました。