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2006年8月31日 (木)

完成! 養鶏飼料製造施設

123_2  JENが支援するエリトリアのゲルゲフ養鶏組合に、鶏の餌を製造する施設を譲渡しました。

 ゲルゲフ養鶏組合は昨年6月、JENの支援を受けて、養鶏を開始しました。 今では毎日600個の卵を生産し、1ヶ月の売り上げがは25万円になります。
 
 ところが、悩みの種は、餌の値段。
 
 400キロも離れた首都アスマラから毎月3トン近い餌を買わなければならないため、それだけで20万円近い出費です。その他の出費を差し引くと、30名の組合員の手元に残る現金収入はごくわずか、卵の値段が下がれば赤字に転落してしまいます。

 そこで、JENは追加支援として、餌を製造する施設を譲渡しました。これを使えば、村でとれるソルガムなどの穀物と油粕を主原料として、わずかな魚粉、骨粉、塩と石灰を加えるだけで、自前の餌を作ることができます。

 十分な品質の餌ができれば、月の餌代を、15万円にすることができます。8月9日に施設の譲渡を行い、今、組合員たちは餌を製造する訓練を受けています。ほとんどの組合員が文字を読めないので、いろんなサイズの容器を使って、7種類の原料を正確にはかりとる方法を体で覚えてもらいます。餌ができたら、実際に鶏に与えて、卵の生産が上がるか、下がるか、試験をします。これも、すべて組合員が自分たちで行うことです。

 長く険しい自立への道を、一歩、一歩、歩んでいます。

エリトリアの女性を応援して下さい!

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8月 31, 2006 エリトリア養鶏事業 |

2006年8月26日 (土)

当団体職員、湯浅さんに哀悼の意を表します

 緊急支援のため、8月17日より同僚職員2人とともにレバノン入りした湯浅敏広さん(52歳)は現地時間8月23日(日本時間24日)に誠に残念なことですが急病のため逝去されました。

 当日は、事前調査活動のため同国南部(ベイルートから100Km程度)を訪れていました。その帰途に発作をおこし、救急車で病院に運ばれ手当を受けていましたが夜半に逝去されました。湯浅さんは札幌で小学校の教員を務めたあと、アフリカなどで難民の支援に携わっていました。次回のニュースレターで新スタッフとして紹介する予定のところ、このような悲しい形でのご紹介となりましたことは残念でなりません。

 ここに、改めて哀悼の意を表するとともに、ご遺族の方に衷心よりお悔やみ申し上げます。

ジェン 共同代表理事 國富堅志郎 川北秀人

理事、監事、職員一同

8月 26, 2006 JENスタッフレバノン |

2006年8月21日 (月)

JENスタッフ3名、ベイルート到着!

123_5  JENのスタッフ3名が、昨8月17日に、キプロスのラルナカからレバノンの首都ベイルートに世界食糧計画(WFP)の船で到着しました。

 この船は、レバノンで働く人道支援団体のために8月17日から週に2回の予定で運行開始されたもので、JENのスタッフはその第一船に乗ることが出来ました。

 現地では、8月14日に発効した停戦合意を受けて、周辺国やレバノン各地に避難していた人々が、急速に自分の家に戻って来ています。

 JENは、当初レバノン北部に避難した人々への衛生用品配布を予定していましたが、激しく破壊された町に戻る人々の支援に切り替える可能性が大きくなりました。停戦合意はしたものの、家や道路が破壊され、帰還しても、直に生活を再開出来る様な状態ではないからです。特に、戦闘で大きな被害を受けたレバノン南部での支援活動が中心になると思われます。早速、調査を開始し、8月21日にはレバノン南部での調査も開始します。

 JENは現地での調査を踏まえ、ニーズに柔軟に対応した支援活動を実施して行きます。

JENは今回の緊急支援のため、募金を受付けています。みなさまのご理解、ご協力をお願い致します。

郵便振替口座番号:00170−2−538657  口座名義:JEN
※通信欄に「レバノン」とご明記ください。
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8月 21, 2006 避難民・難民緊急支援レバノン |

2006年8月17日 (木)

出動前記者会見

~緊急記者会見のお知らせ~
■日時:8月10日(木)15:00~16:00
■場所:JEN東京本部事務局
(JR飯田橋駅東口徒歩5分、地下鉄飯田橋駅C1出口徒歩2分)
■出動するスタッフとレバノン事業担当スタッフが、レバノンの現状と今後の支援活動についてご報告いたします。
■参加お申込:E-mail (
info@jen-npo.org)またはお電話(03-5225-9352)でお申込下さい。
担当:戸倉・村沢

JENは今回の緊急支援のため、募金を受付けています。みなさまのご理解、ご協力をお願い致します。

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8月 17, 2006 レバノン支援活動報道関係レバノン |

緊急支援を開始します!

36  JENは、7月12日から続いているレバノンとイスラエルにおける戦闘によって発生している難民・国内避難民の緊急支援を開始するため、3名の職員をレバノンに派遣します。

 戦闘勃発から4週間が経過し、レバノン国内の避難民は約100万人、海外へ避難した難民は22万人にものぼると言われています。地元では多数の避難民を受け入れきれず、頼る親戚のない人々は劣悪な環境での生活を強いられています。

 8月10日に1名、11日に2名の職員が出発し、レバノン北部の山岳地域Mont-Libanで衛生用品などの緊急支援物資*を配布する予定です。Mont-Libanには、多くの人々が避難していますが、人道支援団体の数は少なく、食糧、住居などさまざまな支援を必要としています。
 
 JENはMont-Libanだけではなく、20万人もの難民が流入していると言われるシリアでの支援活動も視野にいれています。
*現地の状況により、活動地・活動内容について変更する可能性があります。

写真提供:共同通信社

JENは今回の緊急支援のため、募金を受付けています。みなさまのご理解、ご協力をお願い致します。

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出動前の緊急記者会見を実施します

8月 17, 2006 避難民・難民緊急支援レバノン |