2010年8月12日 (木)

木を植える子どもたち

 南部スーダンでは、清掃員や用務員がいる学校はとても稀です。かわりに、通学する子どもたち自身が学校をきれいにしなければいけません。子どもたちは、蛇や蚊が出ないように草を刈り、教室やトイレを清掃します。

100812_dsc00504  先日、JENが建設中のもうすぐ完成予定の学校で、新しい学校を美しくするためのちょっとおもしろい活動をしました。植林です。子どもたちひとりひとりが苗を受け取り、自分たちで学校の敷地内に植えました。苗は8種類の違う木の苗から選ぶことができ、1校に120本が植えられました。

このようにして、子どもたちにひとり1本、自分が世話をして、成長を見守る木ができました。子どもたちは学びながら、木が日光を浴びて育っていく様子を教室の窓から見ることができるようになります。そのうち、自分が植えた木の下で、友だちと一緒にお昼ごはんを食べる日が来るでしょう。もしかしたら数年後には、その木からマンゴーの実がとれるかもしれません!100812_dsc00518_2_2

 一方で、このように南部スーダンの人びとが平和な未来へ向けて努力しているときにも、過去の悲惨な記憶を呼び覚ますものに出会うことがあります。ある学校では、私たちがマホガニーの苗を植えるために穴を掘っていると、AK-47自動小銃の空の弾倉が見つかりました。

(フィリップ プロジェクト・オフィサー)

JENはジュバ郡で、UNHCRと協力して3校の小学校を建設しています。

8月 12, 2010 学校修復・建設 |

2010年6月17日 (木)

学校建設~思いがけない侵入者

 スーダンの学校で落ち着いて勉強することは簡単ではありません。

100617_children_studying_under_a_tr  静かな図書室などあるはずもなく、50人もの生徒が、泥壁でこしらえた小屋の中にガヤガヤとひしめき合っています。不運な生徒にいたっては、屋外の木の下で勉強するしかありません。青空教室です。もし雨でも降ろうものなら学校はお休みです。でないと生徒も教科書もずぶ濡れです!!

100617_children_studying_under_a__3  このような状況なので、現在、建設中の学校はとても役に立つはずです。全部のクラスがそれぞれの教室を持つことができ、生徒たちは静かで濡れない部屋で宿題ができるでしょう。

100617_goat_escaping_from_crime_sce  選挙の騒動や、民族間のいさかい、洪水など。学校建設を妨げるのはこういう大きな問題だけではありません。今週、私たちは日夜学校を警備しなくてはなりませんでした。泥棒を防ぐためではありません。まだ固まっていないセメントの上を歩きまわり、足跡を残して仕事を台無しにする山羊たちから学校を守るためです!!

100617_goat_footprints_2   スーダンでは学校へ行くことが難しいのですが、学校を建てること自体も難しいのです。

6月 17, 2010 学校修復・建設 |

2009年6月11日 (木)

共に歩み 共に学ぶ

090611050609sdgumbounhcrschool_low  皆さまのご支援をはじめ、UNHCRとのパートナーシップを得て3月に始まったプロジェクトは、なんとか順調に進んでいます。小学校3校をジュバで建設しています。目下、基礎工事の真っ最中です。

 以前、何もない野原だった場所が、住民の皆さんの力によって切り開かれ、ようやく「学校建設の現場」らしくなってきました。はじめは、野原をさら地にするためには巨大なブルドーザーがいる!という意見もありました。しかし、頑張り屋の現地エンジニア・ロバート君の「自分たちの手でできる」のひと言により、プロジェクトはそのまま進められました。そして地元の住民を集め、鋤(すき)や鍬(くわ)を使って、あっという間に地面の掘削がおわったのです。

 南スーダンで働く人々の多くは、実は南スーダンの人ではなく隣の国、ケニアやウガンダからやってきた人たちです。南スーダンの人々の人件費は高い、というのが理由です。いわれてみれば、ガソリンスタンドやレストラン、タクシーの運転手さんなど、外国人であることが多いです。090611200509sdsombaunhcrschool_low

 とはいうものの、ジェンの事業では、「現地の人の力を活かした学校づくり」が目標です。この熱い想いをもって、地元の人々を雇用し、彼らと一緒に学校をつくっています。

 これからも、ご支援をよろしくお願いします。

 

6月 11, 2009 学校修復・建設 |

2009年3月19日 (木)

学校建設事業開始

090319_090309sombaschoolunhcrcommun  UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、そして支援者の皆様のご協力を得て、学校建設を開始することになりました。本事業は日本政府の支援もうけているUNHCRの、帰還民支援の一環となります。ジェンは2010年までに合計3校の小学校を中央エクアトリア州ジュバ郡にて建設します。

 学校の建設に加え、建設地周辺の人々に建設に参加してもらいます。そして、作業を通して建設に関する知識と技術を身につけられるよう職業訓練も行います。事業開始にあたり、まずは地元の人々と話し合いを行い、学校管理委員会を設置しています。

 「建設作業に参加できる人を最低20人集めてください」と呼びかけるとあっという間に20人のリストを提出してきた学校がありました。やる気十分な地元の人々に背中を押されて、ジェンも地元の人々と協力しながら、勢いよく小学校建設を行っていきます。

 皆様のご支援をよろしくお願いします。

3月 19, 2009 学校修復・建設 |