国内避難民への物資配布について、援助機関同士で話し合いが行われました。現在の国内避難民の人数を確認し、各援助機関から寄せられた様々な物資の確認を行うことやその配布方法について話し合われました。
現在、キャンプ内の国内避難民は、157世帯620名に増加しています。
話し合いでは、全会一致で、物資配布を国内避難民で構成された委員会に実施してもらうことが決まりました。配布時に援助機関は、配布状況をモニターし、また配布方法のアドバイスをすることになりました。
【UNHCRを含む人道支援機関との話し合いの様子
(写真左から2番目がJEN職員ロバート・モリ、3番目がクワメ・エマニュエル)】
*プラスチックのポリ缶;
JENから配布される合計50本のプラスチックのポリ缶は、国内避難民にとって十分な量ではありません。そこでUNHCRが、国内避難民全員へ配るため、214本のポリ缶(10リットル)を用意し、JENのポリ缶と合せて全部で264本揃えることになりました。さらに、JENは手洗い施設用に6本のポリ缶を提供しました。
JENが提供する20リットルのポリ缶は大家族用に、UNHCRが提供する10リットルのポリ缶は個人や小家族に配布することに決まりました。
*蓋付バケツ;
バケツは、ジェンから50個、カリタスから50個、UNHCRから57個、合計157個を提供しました。UNHCRによる最新情報では、イェイにいる国内避難民は157世帯です。バケツも明日(1月23日)、家族の大きさに応じて配られる予定です。
*石けん:
JENから10箱、カリタスから2箱、合計12箱を提供しました。1箱あたり125個の固形石けんが入っているので、合計1500個です。1人当たり2~2.5個を目安に配布をします。
*ビニールシート:
国内避難民たちは、現時点では十分なビニールシートがあるので、ビニールシートはUNHCRの倉庫に保管しておくことになりました。新たに国内避難民が増加したり、水衛生施設やトイレを作ったりする場合にビニールシートを配布しようと考えています。
*22日に配布された物資:
JENのスタッフは他の団体と一緒に、くわ10本、すき10本、斧10本、竹5本、一輪車 を10台、配布しました。これらは全て個人ではなく、共同で使用します。用具は避難民で構成される委員会によって管理され、緊急支援後はJENに返却してもらうことになっています(同じ郡で実施している別な支援活動で再利用します)。
*その他の物資:
残りの物資については、明日、UNHCRが物資の補充を行った後に配布します。今日は、国内避難民に1月23日朝10時から配布を実施することをお知らせしました。
【国内避難民の委員会との話し合いの様子】
【キャンプ内の委員会メンバー(ピーター・クアル)が、配布される物資を記録している様子。共用物資の配布が行われています】
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