2014年4月10日 (木)

ラニャ郡ケニ地区(パヤム)で避難生活をする国内避難民への緊急支援  その2

 現在、ジェン南スーダンは、中央エクアトリ州ラニャ郡ケニ地区において、国内避難民への緊急支援活動を実施しています。4月3日の支援速報に引き続き、今回もケニ地区での活動の様子をお伝えします。

 ケニ地区(パヤム)は3つのエリア(ボマ)に分かれていますが、その全域に国内避難民の家族440世帯がホストファミリーの元に身を寄せて避難生活をしています。この440世帯に対し、水を汲むために使うポリ容器や水の浄化剤、石鹸などの水衛生関連物資やシェルターを建てるために使うビニールシートや、生活必需品を配布します。

 前回の支援速報では、スタッフが支援物資を調達し、ジェンのロゴを各物資に貼付して運搬用トラックへの積み込む作業までをお伝えしました。

 今回は、支援資材を世帯ごとに仕分けをしている様子を写真にてご紹介します。

【倉庫前での、資材の仕分け作業】
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 トラックに積まれた支援物資は、道路の要所要所に設置された軍のチェックポイントを通り、数時間後にようやく配布先であるケニ地区に到着しました。到着した当日は、2つのエリアで支援物資を一旦倉庫に保管し、行政が管理する倉庫がない3つ目のエリアに向かいました。ここでは支援物資の保管ができないため、同日に配布を開始しました。倉庫に保管した支援物資も、配布前には必ず支援物資の数と状態を確認します。

(写真は、国内避難民の世帯に配るバケツや洗面器などを仕分けしている様子です)
【仕分けに従事したスタッフと、仕分け人員】
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 左端の赤い帽子をかぶっている女性は、ジェンのコミュニティ モビライザー(地域・住民を巻き込む活動推進員)。えんじ色のポロシャツを着ている男性たちは、この配布のために村のリーダーや長老達から選ばれた地元の配布委員で、仕分け・配布作業を一緒に実施してくれました。

【仕分けの完了】
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 ポリ容器、水の浄化剤、石鹸、洗面器、爪切り、ビニールシート、ロープ等すべての支援物資が世帯ごとに仕分けされ、配布の準備が整いました。

本事業は、支援者の皆さまおよび、特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム(JPF)の協力により実施しています。

【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】

4月 10, 2014 避難民支援 |

2014年1月30日 (木)

1月23日に国内避難民へ家庭用物資の配布を行いました

ジェンが配布したもの:
プラスチックポリ缶(50缶)、バケツ(50個)、固形石けん(1250個)

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 上の写真は、ジェンが提供したポリバケツの配布準備をしているところです。
 物資配布では、国内避難民で構成されている委員会が、かなり計画的に人道支援機関をサポートしていました。

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 こちらは、イエイリバー群のティナテグループ(同郡のオムバシ村で石けんを作る女性グループ)が手作りした石けんです。このグループは、手洗い促進のためにジェンから石けん生産の研修を受けています。
 ここでは、切り離していない固形石けん5個がついた棒状の石けんを真ん中から2つに切って、キャンプにいる620人の国内避難民に配布しました。石けんは身体を洗うのと同様に洗濯や食器洗いにも使えるので、感謝されました。固形石けん2個半分をもらっただけでもうれしいという言葉も聞かれました。
 写真からも、国内避難民の委員会メンバーが棒状の長い石けんを半分に切っているのがわかります。

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 上の写真のように3人~7人家族は、ジェンから20リットルのプラスチックポリ缶と蓋付きのバケツを受け取りました。緊急支援における調整会議で、1~2人の小家族には、UNHCRから10リットルのポリ缶と小さなバケツを配布することになっています。
蓋付きのバケツは飲み水を溜めておくために、また、ポリ缶は水を汲むために使います。

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 これは配布時の写真です。UNHCRから運ばれた水を汲みに行くためポリ缶のニーズは高く、配布が始まってすぐになくなってしまいました。国内避難民からは、ジェン、UNHCR、NGOのカリタスの支援に感謝の声が寄せられました。特に大家族では、汲む水の量が多いので、水を汲むのにポリ缶だけでは事が足りませんが、今回はポリ缶を多く渡したので喜ばれ、ポリ缶を水汲みと水の保管に使っています。

配布を終えて:
 物資配布はスムーズに実施され、国内避難民からの不満も聞かれませんでした。ビニールシートは、国内避難民からリクエスト次第で、また新しくキャンプに到着した人たちへ配布する予定です。配布するかどうかの基準は、トゥクルと呼ばれる南スーダンの伝統的な家の構造によります。配布まではUNHCRの倉庫で管理します。

 国内避難民は援助団体からの支援に感謝の意を示しており、配布された物資を必ず有効活用すると言ってくれています。特に掘削道具は、彼らの住環境を清潔に保ち、衛生を促進する上で役立つことが期待されます。

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迅速な支援を届けるために皆さまのご支援が必要です。ご協力をお願いいたします。

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(注)皆様からのご寄付は、今回の緊急支援や南スーダンでの支援活動に活用させていただきます。

1月 30, 2014 避難民支援緊急支援 |

2014年1月17日 (金)

【速報】南スーダン国内避難民緊急支援を開始します

2013年12月15日に首都ジュバで起きた軍内部の武力衝突に端を発し、ディンカ部族とヌエル族の軍兵士の衝突が国内各地にも飛び火しました。

ジュバから車で約4時間の距離に位置する中央エクアトリア州イェイリバー郡にも軍駐屯地があり、そこでは収監されていた兵士の脱走と発砲事件へと発展しました。一般市民は戦闘を恐れイェイ市内にある敷地面積わずか1平方キロの国連施設に約100世帯(約500名)が避難。緊急対応として同敷地内に1か月限定の避難民キャンプが設置されました。

避難民のうち7割が18歳未満の子どもです。にわか作りのキャンプにはまだ水やトイレの施設がなく、乾期で連日40度近い猛暑の中、適切な排泄場所もなく衛生状態の悪化が懸念されています。

JENでは、キャンプ内の避難民を対象に、これより衛生環境改善のための緊急支援を行います。
(詳細は追ってレポートいたします)

なお、JENは、2008年より同地域で帰還民支援活動を実施しています。今回の緊急支援と並行し、今後も支援活動を継続する予定です。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

<これまでの南スーダンでの活動>

JENは2007年1月から、南部スーダンで帰還民の再定住を支援する事業を開始しました。
2011年7月に南スーダンは独立を果たしましたが、衛生環境の問題も含め、未だに様々な課題があります。
そこで、JENは人々が井戸やトイレの建設や、運営・管理の知識や技術を身に着けるワークショップ、そして子どもから子どもへ正しい衛生知識が広まるような衛生教育を実施しています。

南スーダンの活動について、支援速報は、こちらから
南スーダンでの活動について、くわしくはこちらから

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1月 17, 2014 水衛生環境改善文化、生活、習慣避難民支援緊急支援 |