私の村の文化
私は、JENの南スーダンプログラムで衛生促進を担当しているレミ・ピーター・ジョセフです。
私は、中央エクアトリア州イェイタウンの西に位置するとても小さい村の出身です。その村は、この地域で一番高い山の名をとって、トコリと呼ばれています。
村に住んでいる人たちは、”ポジュル・ティ・キリクワット/コウ・ナ・ルクデュ”と呼ばれ、”ポジュル・ティ・キリクワット”は、キルクワットに住むポジュル部族の意味で、”コウ・ナ・ルクドゥ”は、コミュニティの初酋長ルクドゥに属している人々のことを指しています。
私の文化の中で最も特徴的なことは、死者を称える方法です。
もし、子どもが亡くなると、家族は深い悲しみに暮れ、子どもの両親は服を脱ぎ、木の葉を身体に付けます。両親はその子どもが埋葬されるまで、食事を摂ったり身体を洗うことはしません。
パートナーが亡くなると、残されたパートナーは身体を洗わず、髪も6ヵ月間切りません(これは「テラカ」と呼ばれる風習です)。その代わりに、灰を身体に塗り付けることだけをします。6ヵ月経過して初めて身体を洗い髪を切ることが、亡くなったパートナーを敬慕していることを意味します。
遺族は、山羊や鶏を料理し、クウェテと呼ばれる地元で作られるお酒を大量に作り、後に残された家族の悲しみを分かち合うためにお葬式に来てくれる人たちに振舞います。
このような文化は、私の村の特徴です。しかし、これは社会の発展とともに徐々に失われてきています。
【村人の調理の様子】
薪と3つのかまどを用意し、村人が最も好きなキャッサバ粉とササゲを調理します。
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