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2014年12月25日 (木)

ドライバーの業務

 私は、ジェンのイェイ事務所でドライバーとして働いているディコ・トーマス・マルコです。2014年8月7日からジェンで働いています。

 まずこの仕事のオファーを受けた時は、とても嬉しく感じました。ドライバーとして毎日スタッフをフィールドに送っていますが、私は運転することを、本職として、本当に楽しんでいます。また、ジェンは私の家族が住んでいる地元のイェイで事業を展開しているので、この団体で働くことが気に入っています。以前は、ジュバで働いていましたが、そこでの生活はなにかと大変でしたし、家族とも離れて暮らさなければなりませんでした。

【(左から)ドライバーのディコ・トーマス、警備員のエノック・マリッシュ、メカニック兼ドライバーのバタリ・ボスコ】
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 ジェンで私は多くのことを学びました。水・衛生(WASH=Water、Sanitaion and Hygiene) 活動については、例えばトイレの後や食事の前に石けんで手を洗うこと、また、深井戸の修理などや、パイプレンジ、万力、G管、コネクティングロッド等の修理道具について知る機会がありました。下の写真は、そのような場面を撮ったものです。私たちドライバーはまた、地方の小学校など今まで一度も行ったことのない場所を見ることもできました。

【オトゴ・パヤムでの深井戸修理の様子。ポンプ修理工の作業を見るドライバーのバタリ・ボスコ。
このようにして、ドライバーもフィールドでのジェンの活動を知ることができます 】
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 車の運転業務中、困難な問題が起きます。例えば、特に雨季に悪路となる道路や、通行が困難になりがちな橋、などの問題です。こうした時は、ドライバー同士で情報を共有・交換して対処します。

【青いTシャツを着ているのがドライバーのビダリ・ボスコ。雨期乾季、季節を問わず通行する道路の様子】
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※今回の支援速報は、同じくドライバーのバタリ・ボスコ、フランシス・イェンキ、ビダリ・ボスコの協力のもと執筆され、ドライバーの管理者であるロジスティック・オフィサーのルジャン・ロバート・ステファンがまとめました。



【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】

12月 25, 2014 事務所・スタッフ |

2014年12月 4日 (木)

私の村の文化

 

私は、JENの南スーダンプログラムで衛生促進を担当しているレミ・ピーター・ジョセフです。

 私は、中央エクアトリア州イェイタウンの西に位置するとても小さい村の出身です。その村は、この地域で一番高い山の名をとって、トコリと呼ばれています。
 

 村に住んでいる人たちは、”ポジュル・ティ・キリクワット/コウ・ナ・ルクデュ”と呼ばれ、”ポジュル・ティ・キリクワット”は、キルクワットに住むポジュル部族の意味で、”コウ・ナ・ルクドゥ”は、コミュニティの初酋長ルクドゥに属している人々のことを指しています。

 私の文化の中で最も特徴的なことは、死者を称える方法です。
 
 

 もし、子どもが亡くなると、家族は深い悲しみに暮れ、子どもの両親は服を脱ぎ、木の葉を身体に付けます。両親はその子どもが埋葬されるまで、食事を摂ったり身体を洗うことはしません。

 パートナーが亡くなると、残されたパートナーは身体を洗わず、髪も6ヵ月間切りません(これは「テラカ」と呼ばれる風習です)。その代わりに、灰を身体に塗り付けることだけをします。6ヵ月経過して初めて身体を洗い髪を切ることが、亡くなったパートナーを敬慕していることを意味します。

 遺族は、山羊や鶏を料理し、クウェテと呼ばれる地元で作られるお酒を大量に作り、後に残された家族の悲しみを分かち合うためにお葬式に来てくれる人たちに振舞います。

 このような文化は、私の村の特徴です。しかし、これは社会の発展とともに徐々に失われてきています。

【村人の調理の様子】
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薪と3つのかまどを用意し、村人が最も好きなキャッサバ粉とササゲを調理します。



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12月 4, 2014 事務所・スタッフ文化、生活、習慣 |