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2014年9月11日 (木)

ジェンにおける私の経験

 マーガレット・リンドリオ・ジェイムズです。イェイにおける事業実施のため、2013年7月にジェン南スーダンに雇用された女性現地職員の一人です。私は、ジェンの事業活動のためにコミュニティの人々の参加を促す役割を担う、コミュニティモビライザーとして勤務しています。私はこの仕事が大好きです。この仕事でコミュニティの動員とコミュニティと協働するという経験を得ています。

「ジェンで働くことが出来て幸せです」
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 私は、オムバシ地域(ボマ)の「ティナテ」と呼ばれる女性グループの参加者を集めました。ティナテとは、ありがとう、を意味するバリ語(現地語)です。ジェンはティナテグループの能力向上を図り、衛生促進を目的とした石鹸を作りました。グループが石鹸の作り方を学んでいくにつれて、私自身もグループを通じて学ぶ機会を得て、石鹸作りの知識と技術を習得しました-今では、家で自家製石鹸を作ることができます。

 私はまた、ラニャ郡ケニ地区(パヤム)の国内避難民を対象とした緊急対応プログラムの実施にも参加しました。そこでは、支援を必要とする人にどのように対応するかについて沢山のことを学びました。また、そうした人々とどのようにコミュニケーションを取り、さらにいかに忍耐強く対応するかについても学びました。かれらは、いつも感謝の意を表してくれるので、それが私を、コミュニティと共に働きたいという気持ちに駆り立てます。

 ケニ地区のロカウェスト地域で緊急支援物資の配布活動を実施している時、ある母親は、非常にわくわくした様子でした。ジェンから配布された蚊帳を受け取った際に「今日は、私の子どもたちは熟睡できます」と言いました。彼女はとてもうれしそうでした。彼女は、これまで蚊に食われて眠れない夜を過ごしていたそうです。
       
「今日は、私の子どもは熟睡できます」
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 支援物資を運搬する際には、通過する道路に多くの(軍・警察の)検問所がありましたが、私たちは無事に配布をする場所へ物資を運搬することができました。これは、私たちが、当局を尊重し、良好なコミュニケーションを取ることができていたからにほかなりません。

 個人的にも、私はジェンから多くのことを学んでいます。それによってコミュニティや自分自身をも助けられるようになっています。私の同僚たちは協力的で、チームとして一丸となって事業に取り組んでいます。



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9月 11, 2014 事務所・スタッフ |