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2014年9月25日 (木)

ジェンでの経験

 私は、2009年7月から衛生促進員としてジェンで働いているジェイムズ・マリシュです。これまで水関連事業、特に中央エクアトリア州における衛生教育に携わってきました。ジェンに入ってから今まで、モロボ郡の小学校40校、ジュバ郡の10校、イェイリバー郡オトゴ地区の15校で衛生促進事業を行ってきました。

 現在はイェイリバー郡ムゴ地区の5校で衛生促進事業を進めています。この事業ではPHAST(参加型アプローチによる衛生行動と環境衛生の改革)という手法を使って、水施設管理委員会のメンバーのトレーニングや生徒を指導することができるよう小学校の教員へトレーニングを行っています。

 他のスタッフとアイデアを出し合う中で自分の潜在能力を発見することもでき、ジェンで働いてきた期間は私にとって忘れられない時間です。非常に多くの素晴らしい経験や機会を得られたことは、これからもずっと私の職業生活を形成し影響を与えるとともに、私自身の成長に繋がると信じています。

 ジェンで働くことで、私は難しい仕事に挑戦する意欲が湧き、キャリアを積み上げることができました。また、私は特に水関連分野の衛生について広く学びました。それは、村の衛生環境行動改善、コミュニティーの参加、そして南スーダンにおける持続可能な開発事業等を通して、衛生促進面での国づくりに役立つものです。この事業により、批判的に考える力や分析能力が強化されるとともに、文化の異なる他の地方の人々と一緒に働くための能力も身に付きました。

 衛生促進員としてジェンで働くことは私にとって、名誉なことだけではなく、私の職業生活を長きにわたって形作る一生の経験でもあるのです。私は、この記事を読んでいる読者が勇気づけられ、喜んでくれると信じています。

【事前調査に参加しているウンドゥコリ 小学校の子どもたち】
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9月 25, 2014 水衛生環境改善事務所・スタッフ衛生教育 |