ポニさんは、2013年12月15日にジュバで起きた軍内部の武力衝突から逃れ、ジュバから何も持たずにリンベ地区に避難してきました。彼女は家で水を貯めておくことにとても重要な、バケツや炊事用具などの緊急支援物資をJENから受け取り、「本当に助かる」と、とても感謝しています。また、JENが避難民に対して実施した衛生教育の中で、なぜ炊事用具を清潔に保ち、木の枝で作ったラックの上に置いて乾かして水を切る必要があるのかも学んだと言います。彼女に支給されたたらいおけにはまだJENのロゴがきれいに残っていますが、それは彼女が受け取った支援物資をとても大事に扱っているからです。
ケニ地区のラクさんはJENからの支援物資を受け取るとすぐにそれらを全部使い始めました。JENがモニタリングに行った際には、蚊帳が取り付けられていました。これはマラリア予防や、一般的に蚊に刺されるのを防ぐためです。ポリ容器は、安全な飲み水を入れるために使われており、ベッドの横に置いてありました。炊事用具は独身の彼の為に、妹さんが料理をする際に使っています。
リンベ地区へモニタリングに行った際、ここに避難をしているジャクリーンさんも緊急で配布された全ての支援物資を受け取っていることが確認できました。彼女の夫は軍の兵士で、戦闘地域になったジョングレイ州のボーにいます。JENが配布した炊事用具は使用されており、清潔に保たれ、木の枝ラックでの水切りもきちんとされていることがわかりました。上の写真でお分かりのように、支給されたカップやスプーン、お皿も使われています。また衛生教育の結果、JENの緊急支援事業対象になったほとんどの世帯でこれらの用具が清潔に保たれていました。
ロカ地区に避難している避難民のケジさんも支援物資を受け取りました。彼女は部屋の中に置いてある支援物資を見せてくれました。写真に見える蓋付きのバケツには、汲んできた飲み水を入れておき、その横にあるポリ容器や炊飯用具を使って水を汲みます。家では、支援物資の一部はこのように使われています。JENが促進した衛生教育によって、彼女は炊事用具を清潔に保たれ、適切な場所に保管されていました。
ロカ地区のアンジェリーナさんの家では、メイズというトウモロコシの粉を室内で保管するためにバケツが使われていました。(写真に写っている)白いバケツに飲み水を入れ、赤いバケツはトウモロコシの粉保管用になっていました。また、少し見にくいのですが上の写真で、ベッドの上に蚊帳が設置されています。蚊帳をつるすのに竹が使われています。アンジェリーナさんはJENの支援にとても感謝していました。
ジュバから避難してきた学生のカクさんもJENからの支援物資を受け取りました。彼女は支給されたたらいを洗濯に使っています。そして上の写真の左に見えるポリ容器を水汲みに使っています。彼女は、これらの配布された支援物資は本当に役に立っていると話してくれました。
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