1月23日に国内避難民へ家庭用物資の配布を行いました
ジェンが配布したもの:
プラスチックポリ缶(50缶)、バケツ(50個)、固形石けん(1250個)
上の写真は、ジェンが提供したポリバケツの配布準備をしているところです。
物資配布では、国内避難民で構成されている委員会が、かなり計画的に人道支援機関をサポートしていました。
こちらは、イエイリバー群のティナテグループ(同郡のオムバシ村で石けんを作る女性グループ)が手作りした石けんです。このグループは、手洗い促進のためにジェンから石けん生産の研修を受けています。
ここでは、切り離していない固形石けん5個がついた棒状の石けんを真ん中から2つに切って、キャンプにいる620人の国内避難民に配布しました。石けんは身体を洗うのと同様に洗濯や食器洗いにも使えるので、感謝されました。固形石けん2個半分をもらっただけでもうれしいという言葉も聞かれました。
写真からも、国内避難民の委員会メンバーが棒状の長い石けんを半分に切っているのがわかります。
上の写真のように3人~7人家族は、ジェンから20リットルのプラスチックポリ缶と蓋付きのバケツを受け取りました。緊急支援における調整会議で、1~2人の小家族には、UNHCRから10リットルのポリ缶と小さなバケツを配布することになっています。
蓋付きのバケツは飲み水を溜めておくために、また、ポリ缶は水を汲むために使います。
これは配布時の写真です。UNHCRから運ばれた水を汲みに行くためポリ缶のニーズは高く、配布が始まってすぐになくなってしまいました。国内避難民からは、ジェン、UNHCR、NGOのカリタスの支援に感謝の声が寄せられました。特に大家族では、汲む水の量が多いので、水を汲むのにポリ缶だけでは事が足りませんが、今回はポリ缶を多く渡したので喜ばれ、ポリ缶を水汲みと水の保管に使っています。
配布を終えて:
物資配布はスムーズに実施され、国内避難民からの不満も聞かれませんでした。ビニールシートは、国内避難民からリクエスト次第で、また新しくキャンプに到着した人たちへ配布する予定です。配布するかどうかの基準は、トゥクルと呼ばれる南スーダンの伝統的な家の構造によります。配布まではUNHCRの倉庫で管理します。
国内避難民は援助団体からの支援に感謝の意を示しており、配布された物資を必ず有効活用すると言ってくれています。特に掘削道具は、彼らの住環境を清潔に保ち、衛生を促進する上で役立つことが期待されます。
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