イェイリバー郡の学校における衛生
ジェンは2007年より南スーダンで支援活動を実施しています。その間、実施地域や事務所や活動内容は変化してきましたが、一つだけ変わらないことがあります。それは、ジェンは常に南スーダンの人々と共にある、ということです。
私が南スーダンで働くようになってから4年弱たちました。南スーダンという国は、たとえ離れていても縁を切ることのできない、私を魅了してやまない国です。南スーダンに着いた日、見るもの聞くものすべてが、それまでにこの国や人々について聞いていた通りだと嬉しく感じました。その思いは今も変わりません。
南スーダンは豊かな文化や伝統のある国です。かつて最先端の知的活動を誇った詩と歌の国でもあり、力強い国です。この国で、私は今までに会った人の中でも一番強い人々に会いました。たとえば困難な状況の中で勝利を勝ち取った、力と自信にあふれた女性などです。
しかしながら南スーダンはまた、支援の必要性が非常に大きい国でもあります。たとえば、地中に穴を掘っただけのトイレでも、南スーダンの人々の26人に1人しか利用することができていません。
私がこの国の異なる地域で活動してきて感じるのは、どの地域にも衛生習慣や水の供給に関して同じような問題がある、ということです。最近実施した中央エクアトリア州イェイリバー郡での調査では、井戸や衛生施設がある学校でも、子どもたちは頻繁に下痢を起こし、そのため絶えず勉強が中断されているということが明らかになりました。ジェンは今後数週間で、コミュニティがこのような衛生問題に取り組むための自信をつけるために活動するチームを作る予定です。
水や公衆衛生は、地方か都市部かを問わず南スーダン全体のコミュニティが直面している問題です。イェイリバー郡は比較的開けた地域と言えるかもしれませんが、それでも人々はいまだに様々な衛生問題に苦しんでいます。ジェンはこれらの深刻な問題に取り組み、コミュニティの人々や教師、生徒たちが持続可能な解決策を自ら見つけ出すことができるよう、サポートをしていくつもりです。
ジュバ事務所 エリザベス ボナネリ
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