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2013年5月 2日 (木)

中央エクアトリア州のマンゴー

 マンゴー。

 南スーダンからの支援速報ではキーワードのように、頻繁にこの果物が登場してきます。

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 中央エクアトリア州で見かけるマンゴーは、その木がとても大きいのが特徴です。車で移動中、調査に行く予定の学校が見つからないときに村人に道を尋ねると、「ここから二つ目のマンゴーの木を右に曲がって...」と説明してくれます。どの人も、どれがマンゴーの木なのかを知っています。ジェンの運転手も「ここのマンゴーの木を右だったね」と言って、示された通りに曲がると、実際に探していた学校がありました。


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 木は非常に大きいのですが、その木になる実は比較的小粒で、日本のリンゴくらいの大きさです。南スーダンの人は、大人も子どもも、まだ外皮が黄色や赤になる前の緑色のマンゴーを棒で突き落として取り、リンゴのようにガリガリとかじって食べています。子どもたちにとっては、手軽な朝食であり、おやつになります。

 今はまさにマンゴーの季節真っ盛りで、あちらこちらのマンゴーの木に沢山の美味しそうな実がついています。ただ、少しばかり注意も必要です。このマンゴーの木の枝は意外に繊細で、比較的重さに弱いため、数多くついた実の重さに耐えきれなくなって突然枝が落ちてきたりします。


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 上の写真は、ジェン職員が村のマーケットを調査中に、実際に枝が職員の左肩をかすめて落ちてきたものです。雷のようなものすごい音がして、周りにいた女性たちは一瞬驚きの悲鳴を上げましたが、すぐに爆笑に変わりました。みんなが笑っている間に、数人の大人が走ってきて枝から実をもぎ取って食べていました。

5月 2, 2013 文化、生活、習慣 |