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2012年5月10日 (木)

街角グルメ in モロボ

 今週は前回に引き続き南スーダンのグルメを紹介します。特に村でのグルメです。

キャッサバを砕いて塩味を付け練り揚げたものです。
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 少し硬めのオダンゴのような食感です。写真のように丸くて平たいものや、細長くして揚げたものがあります。モロボの市場でも売っていますが、比較的深い山の中でも、道路沿いでこれを売っている姿を時々見かけます。5個で1ポンド(約25円)です。

モロコシと豆を炊いたもの。
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モロコシと豆と炊いたものに香ばしいネギ油をかけて食べます。人々はこの香ばしいネギ油が大好きで、たっぷりとかけて食べます。1皿1ポンド(約25円)です。

これは日本では高級な化粧品の材料として有名なシアバターの実です。

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村ではルルと呼ばれていて、ジェンが活動する村にたくさんなっています。化粧品の材料にもなるこの実は、中にある種子を乾燥させ砕いて抽出します。

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村人たちは体にもとても良く、質の良いこのルルの油を食用として使っています。この種子の周りには甘くて少し独特の香りがある実がついていて黄色く熟すと食す事ができます。

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南スーダンの人々の大好物。人々は4月の終わり、雨季の始まるこの季節をとても楽しみにしています。その理由はこの白アリの季節だからです。(※日本のシロアリと違って大きく、羽が取れると芋虫のように見えます)
繁殖期に羽を落とした白アリを集め、油で揚げたり、煮込み、スープにして食べます。特に乳白色のスープは絶品で、ウガリと言うモロコシの粉を練りあげて作ったオダンゴのようなものにたっぷり浸して食べます。


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4月の終わり、朝から作業をしているメンバーに村人が差し入れをしてくれました。少し疲れていたメンバーの表情が全員一気に明るくなりました。

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村のあちこちには大きなアリ塚があります。大きな四輪駆動車と比較してもこの大きさです。時にはいくつもの植物の根と絡み合い自然界の美しい姿を垣間見る事もできます。

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5月 10, 2012 文化、生活、習慣 |