ジュバの物価上昇問題
現在、ジュバ事務所では次期事業の開始に向けて、予算の最終確定を進めています。そこで悩ましいのが最近の物価上昇です。今年に入り、スーダンとの国境沿いの紛争が激しくなり、石油輸出の停止や戦費の支出などが引き金となっています。
この物価上昇、ものすごく人々の生活を苦しめ始めています。例えば・・・・、
以前街角グルメで紹介したチャパティー。以前は卵とトッピング付きで2ポンドでしたが、今では卵もトッピングもなしで2ポンド(約35円)です。
卵を付けると4ポンドです。(約70円)
ピンポン玉程のとても小さな玉ねぎが4玉~5玉で10ポンド(約177円)。
大きな玉ねぎは1玉10ポンド(約177円)もします。
地元のレストランの1食あたりの平均金額12~15ポンド(約215円~270円)。
1年前には1食5~7ポンド(約90円~120円)でした。
(写真は2食分)
バイクタクシー
市民の交通手段としてバイクタクシーは人気です。ですがこのバイクタクシーも金額が変動し始めています。現時点では、ジュバ市内の燃料の価格は据え置きですが、燃料を手に入れるのが非常に困難なため、多くのガソリンスタンドが営業を中止していて、営業中のガソリンスタンドの前には遥か彼方まで行列が続いています。車の列、オートバイの列、人の列。給油後の車がどこから出られるのかもわからないほどごった返しています。
今後、南スーダンの物価はどこまで上昇するのか。紛争の行方はどうなるのか。多くの課題をいまだ抱える新生南スーダン。まだまだ様々な問題の解決に向かって歩き始めたばかりです。
引き続き皆さまからの温かいご支援をよろしくお願いいたします。