イェイタウンの年明け
首都ジュバから南に車で3~4時間ほど走ったところにあるイェイタウン。
ジェンの事業地モロボ郡やラニャ郡で活動するジェンスタッフが給油したり、宿泊したりする拠点となっています。
そこで年越しをしたスタッフ(サミュエル)に、1月1日について聞きました。
1月1日はクリスマスと同じぐらい重要な日です。クリスマスと同じように朝から教会に行きます。
私は朝6時から教会に行きました。日中は暑くなってきましたが、朝はまだまだ寒い中、数百人ほどの人々が集まります。
1980年代に建てられた教会の中には400人ほどが、教会の外にも数百人が集まりました。そして、皆で独立後初めての新年を迎えられたことを喜び合いました。
(教会に集まった人々)
(礼拝中も教会の外で人々は集まってきて新年のあいさつを交わしていました)
1月1日は、食事も大切です。牛肉、豚肉、鶏肉を煮たり焼いたりしたりしたものや野菜の料理を各家庭で準備します。
女性たちはこの準備のため、早朝の礼拝ではなく昼前の礼拝に参加します。 礼拝の後は、友人を招待したり、友人の家の訪問したりして1日中、どこかでご飯を食べていました。
クリスマスと1月1日にたくさんお金を使ったので、1月2月はつつましやかな生活をしなければなりません。
2011年は国民投票や独立など多くのイベントがありました。そして物価は上昇し、各地で争いが続いています。つい先日も北部で数千人規模の襲撃事件が起こり、数万人の避難者が出る事態となっています。
2012年は経済が安定し、各地の争いが収まり平和が定着するような実りの多い年になることを願っています。