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2010年8月26日 (木)

信頼される活動を目指して

100826_compressed  8月18日~19日、中央エカトリア州の地域水資源局による調整会議が開かれました。この会議には、水・衛生分野で活動する国際NGO、現地NGO、現地政府などが出席しました。
 
 「水は命」というスローガンのもと、会議の主催者は水・衛生分野で活動する団体を集めて、将来の計画を立てることを目的としていました。各団体と同じように、ジェンも2007年からこれまでの中央エカトリア州での水・衛生の活動について報告しました。

 その席で、ラニャ郡の政府担当者が、ジェンの活動について次のようにコメントしました。
「ジェンは支援対象の選定から事業の実施にいたるまで、その過程がとても透明で、関連政府機関へも適切に報告をしています。ジェンを活動のモデルにしてほしい」

 このコメントを聞いて、私はジェンで働いていることをとても誇りに思いました。私が以前働いていたジェンのエリトリアの事業でも、現地政府からこのように感謝されたことを思い出しました。これからも、現地の政府や人々から信頼を得られるような活動をしていきたいと思います。

プログラム・オフィサー/ハイレセラシエ

8月 26, 2010 水衛生環境改善 |

2010年8月12日 (木)

木を植える子どもたち

 南部スーダンでは、清掃員や用務員がいる学校はとても稀です。かわりに、通学する子どもたち自身が学校をきれいにしなければいけません。子どもたちは、蛇や蚊が出ないように草を刈り、教室やトイレを清掃します。

100812_dsc00504  先日、JENが建設中のもうすぐ完成予定の学校で、新しい学校を美しくするためのちょっとおもしろい活動をしました。植林です。子どもたちひとりひとりが苗を受け取り、自分たちで学校の敷地内に植えました。苗は8種類の違う木の苗から選ぶことができ、1校に120本が植えられました。

このようにして、子どもたちにひとり1本、自分が世話をして、成長を見守る木ができました。子どもたちは学びながら、木が日光を浴びて育っていく様子を教室の窓から見ることができるようになります。そのうち、自分が植えた木の下で、友だちと一緒にお昼ごはんを食べる日が来るでしょう。もしかしたら数年後には、その木からマンゴーの実がとれるかもしれません!100812_dsc00518_2_2

 一方で、このように南部スーダンの人びとが平和な未来へ向けて努力しているときにも、過去の悲惨な記憶を呼び覚ますものに出会うことがあります。ある学校では、私たちがマホガニーの苗を植えるために穴を掘っていると、AK-47自動小銃の空の弾倉が見つかりました。

(フィリップ プロジェクト・オフィサー)

JENはジュバ郡で、UNHCRと協力して3校の小学校を建設しています。

8月 12, 2010 学校修復・建設 |