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2010年6月17日 (木)

学校建設~思いがけない侵入者

 スーダンの学校で落ち着いて勉強することは簡単ではありません。

100617_children_studying_under_a_tr  静かな図書室などあるはずもなく、50人もの生徒が、泥壁でこしらえた小屋の中にガヤガヤとひしめき合っています。不運な生徒にいたっては、屋外の木の下で勉強するしかありません。青空教室です。もし雨でも降ろうものなら学校はお休みです。でないと生徒も教科書もずぶ濡れです!!

100617_children_studying_under_a__3  このような状況なので、現在、建設中の学校はとても役に立つはずです。全部のクラスがそれぞれの教室を持つことができ、生徒たちは静かで濡れない部屋で宿題ができるでしょう。

100617_goat_escaping_from_crime_sce  選挙の騒動や、民族間のいさかい、洪水など。学校建設を妨げるのはこういう大きな問題だけではありません。今週、私たちは日夜学校を警備しなくてはなりませんでした。泥棒を防ぐためではありません。まだ固まっていないセメントの上を歩きまわり、足跡を残して仕事を台無しにする山羊たちから学校を守るためです!!

100617_goat_footprints_2   スーダンでは学校へ行くことが難しいのですが、学校を建てること自体も難しいのです。

6月 17, 2010 学校修復・建設 |

2010年6月 3日 (木)

モロボ郡水衛生の支援活動は大成功!!

 学校を対象にしたJENの水衛生プログラムによって、遠隔地モロボ郡(Morobo)に住む人びとの生活は様変わりしました。
「立派な衛生施設と安全な飲み水は、すばらしい発展を住民たちにもたらしてくれたよ」とリョカポト(Ryokapoto)に住む人は言っています。(リョカポトはモロボ郡の地方都市)

 郡の水担当部署代表のアルハジさんは「モロボの人たちにとって、これは本当にすばらしいことです。私たちは1年以内にこのように多くのものを達成できるとは思ってもみませんでした」と言います。
 屋根から伝わる雨を集めて蓄えることによって、モロボ郡にある6ヵ所の学校で学ぶ1000人もの子どもたちが手洗い場を使うことができるようになりました。この手洗い場はジャパンプラットフォームとChabo!から提供されたものです。

リョカポトのリーダーのワニさんは「以前は、私たちはこのような施設を使ったことはありませんでしたし、JENのことも知りませんでした。JENがここで活動を始めてから1年、とても多くの変化がありました。これらは、今まで頂いた多くの支援なしには語れません」と語っています。

6月 3, 2010 水衛生環境改善 |