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2010年2月25日 (木)

私の父と伯父の足跡(Part.1)

 今回および次回の支援速報では、スーダン・ジュバ事務所のスタッフを紹介したいと思います。紹介するハイレセラッセ・メレスはアドミニストレーション・アシスタントを務めているスタッフです。

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100225   私は、定年を過ぎていることもあり、自分や親戚が母国であるエリトリアを離れることになるとは考えもしませんでした。
 私たちは、母国エリトリアが独立するまで、エチオピアで暮らしていました。そこでは、JENではなく別の会社や団体で公務員として働いていたのです。
 その後、幸運にも2002年にエリトリアでJENと共に働くことになりました。2006年にJENがエリトリアから撤退すると、当時は雇用が少なかったため、JENスーダンでの仕事に応募し、すぐに前向きな返答をもらうことができました。
 2週間以内にジュバに出向くようにいわれました。驚かれると思いますが、それまで私はパスポートを持っていなかったのです。しかし幸いなことに、期間内にパスポートとビザを無事に取得することが出来ました。
_outlineweb_2  JENの一員としてジュバで働くことは、家族にとってだけではなく、近い親戚にとっても喜ばしいことでした。

次回へ続きます)

2月 25, 2010 事務所・スタッフ |

2010年2月10日 (水)

待ちに待ったテレケカ訪問

 最近の調査で、中央エカトリア州で、さまざまな理由から支援がほとんど行き届いていないテレテカを訪れる機会がありました。

 テレテカは、牛の牧畜をして生計を立てる遊牧民が人口のほとんどを占めている地域です。JENは、過去にこの地域で学校水・衛生プログラムを実施しました。今となっては平和と安全への不安はなくなりましたが、スーダンで最も政治的に不安定だった地域へ調査に行くことは、とても興味深いものでした。

 さて、テレケカでは、心を惹く様々な習慣が行われていました。たとえば、釣、結婚式(女性に結婚を申し込むときは最低でも50頭以上の牛が必要だと言われています)などです。

 さらに、ナイル川近辺で、ハンドバックのように見えるものを提げて歩いている女性に興味が湧きました。

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MCHクリニックで待っていた新婚女性、テレケカ PHCCにて

 写真をよく見てください。
 ハンドバッグを提げているように見えますが、目を凝らして見てください・・・。お分かりになりましたでしょうか?そうです、赤ん坊が中に入っているのです。南スーダンのこの地域では赤ん坊はヤギの皮で作られたバッグに隠されているのです。とても革新的ですね!

(ジュバ事務所:エリザベス)

2月 10, 2010 文化、生活、習慣 |