「蛙」と「ダンス」
2009年4月より皆様とジャパンプラットフォーム様のご支援で、中央エクアトリア州に位置するモロボ郡とカジョケジ郡にて小学校での衛生教育を実施しています。今回は、その衛生教育を行った際の現地の子どもたちの様子をご紹介します。
衛生教育の第一ステップとして、毎日の生活に感じる「問題」の発見と衛生教育をつなぎ合わせて考える取り組みをしています。小学校4年生から6年生には、毎日の生活の一場面を絵に描いて表現してもらった後、グループでその絵について話し合い、4枚の別々の絵を使って1つのストーリーを作ってもらいます。
この作業は、自分の生活における水・衛生に関する問題発見をすることが目的です。しかし、子どもが自主的に描くストーリーや絵には、そういったことに囚われない自由な発想がいっぱいです。
例えば、子どもが描く日常生活の一場面には「蛙」が登場します。また「蜂蜜を取りにいく絵」や「木を切る絵」があります。これらは彼らが日常生活でとても身近に感じている生活の一場面です。
「では、日常生活の問題としては、どんなことが挙げられるだろう?」という質問には、「ダンス」という答えもありました。「どうしてダンスが日常生活の問題になるのか?」と聞くと、「ダンスは“お酒を飲む場所”と密接につながった行為だから」ということでした。
一見、関係ないように思える回答も子どもたちが真剣に日常生活について考えているからこそ。衛生教育の模範解答的な回答ばかりが挙がらなかったことに、とても安心しています。


