自立する力とは
日本では、新しいことをスタートするのにもっともいい季節は春ですね。南スーダンでも4月をむかえ、いろんな新しいことがスタートしています。
皆様とUNHCRのご協力で2009年3月に始まったジュバ郡小学校3校の建設と,皆様と外務省のご協力で4月に始まった学校水衛生改善のプロジェクトです。これに伴い、ジュバ事務所にも新しいスタッフが加わりました。現在は国際スタッフも含め、全員で21名の大所帯。大変賑やかです。
ところで、2009年3月末までプロジェクトを行っていた地域で新しいことが起こっているのを見てきました。いままで建物がなく、木の下で学んでいた学校に、なんとシェルターができ、トイレと井戸が完成しているのです。子どもの人数も倍に増えて、運動用の場所もできていました。住民の協力で作った井戸の柵やシェルター、それに学校の敷地を見るたびに、このプロジェクトが化学反応をおこし、人びとの自立する力を引き出したんだと思うと、胸がいっぱいになります。