黄色と緑色!
2008年9月より、中央エカトリア州ラニャ郡にて、皆さまと外務省のご支援を頂いて実施している事業では、井戸掘削がほぼ終了し、トイレの建設事業が着々と進んでいます。
これと並行して進めていたトレーニングで、生徒自らドアノブの高さ、窓の位置、手洗いキットの高さ、トイレの壁の色を選ぶ活動がありました。ピンク、赤、紫等、別の色を用意していたにも関わらず、壁の色として、もっとも人気が高かったのは黄色と緑色でした。4校中3校の生徒が、この2色を選んでいます。
好きな色に理由はないだろうと、理由を尋ねませんでした。が、事業地からジュバへの帰り道に、ふと、思い当りました。まぶしい太陽と生い茂る木々がとても印象的な地域に暮らすこどもたち。太陽をつかさどる黄色と木々をつかさどる緑色は生徒にとって最も身近で、生活に存在する色なのではないかな、と。
出来上がったトイレを、少しでも身近に感じてもらえればと願います。