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2009年1月22日 (木)

黄色と緑色!

090122_p1040366   2008年9月より、中央エカトリア州ラニャ郡にて、皆さまと外務省のご支援を頂いて実施している事業では、井戸掘削がほぼ終了し、トイレの建設事業が着々と進んでいます。

 これと並行して進めていたトレーニングで、生徒自らドアノブの高さ、窓の位置、手洗いキットの高さ、トイレの壁の色を選ぶ活動がありました。ピンク、赤、紫等、別の色を用意していたにも関わらず、壁の色として、もっとも人気が高かったのは黄色と緑色でした。4校中3校の生徒が、この2色を選んでいます。090122_p1040398

090122_p1040477  好きな色に理由はないだろうと、理由を尋ねませんでした。が、事業地からジュバへの帰り道に、ふと、思い当りました。まぶしい太陽と生い茂る木々がとても印象的な地域に暮らすこどもたち。太陽をつかさどる黄色と木々をつかさどる緑色は生徒にとって最も身近で、生活に存在する色なのではないかな、と。

 出来上がったトイレを、少しでも身近に感じてもらえればと願います。

1月 22, 2009 水衛生環境改善文化、生活、習慣 |

2009年1月 8日 (木)

新年のご挨拶

090108_20081228sdst  皆様、新年あけましておめでとうございます。JENジュバ事務所長の山田絵美です。昨年は多大なご支援をありがとうございました。現地の人々に代わり、厚く御礼申し上げます。

 ジュバの新年は、町中に鳴り響く銃声で目が覚めました。1月1日は新年を迎える日であるとともに、スーダンがイギリスの支配より独立した日でもあります。銃声は元旦と独立記念日を祝うものだったようです。

 昨年は、中央エカトリア州にて衛生教育をはじめ、井戸掘削、トイレ建設を通して帰還民の水衛生環境改善のための活動を行ってきました。年末には、新たに4校での井戸掘削が完了しました。「クリスマスには間に合わなかったけれど、新年のお祝いをありがとう」と、新しくできた井戸に集まる子どもたちは大喜びでした。

 南部スーダンの国づくりは、まだ始まったばかりです。難民・国内避難民の帰還は依然として続いており、今後ますます水衛生環境の整備が必要となります。本年も継続して、南スーダンの人々の自立の支援のための活動を行っていきます。本年も温かいご支援、よろしくお願いいたします。

1月 8, 2009 事務所・スタッフ |