平和のための国勢調査
4月22日の国勢調査開始の日は、国民の祝日となり、移動禁止の放送がラジオで流れました。
約20年間継続的に南部対北部で内戦状態が続いたスーダン。2005年の停戦合意では、南スーダンが北から独立するかどうか2011年の国民投票によって決定することも含まれています。その国民投票のために、南に住まいを持つ人口を数える国勢調査の準備が進められてきました。
JENが展開する事業地においても国勢調査の準備が進められ、現地スタッフにも出生地や家族が住む地域に戻るものがいます。戦争が終わり平和な自分の国を造り上げていく。そのような過程をとても大切にしていることが伝わります。北部との新しい関係造りの過程を通して、相互に信頼が育てられることを願っています。
(写真:学校の壁に描かれた戦争の絵)