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2007年8月 9日 (木)

牛は財産

放牧を生業としている民族が多い南部スーダンでは、牛を貨幣と同じように利用する習慣があります。

例えば、結婚するときには、男の人の家族から女の人の家族に対して、牛をプレゼントします。
渡す牛の数も、部族によって大きく異なるそうです。

南部スーダンでも比較的南のウガンダ国境に近い方のバリ族では、牛は3~5頭ぐらい。
一方、私たちの事業地でもあるテレケカ郡のムンダリ族は、牛の放牧を主な収入源としていることから、相場は10~30頭だそうです。
さらに北に住んでいる放牧民として有名なディンカ族の場合は、100頭にまでなることがあるとか。

大きさにもよりますが、牛一頭あたり3万円ぐらいはするそうですので、結婚しようとしている人たちにとっては、大きな障碍となることも多いようです。

2007aug09_2 写真:車で移動していると、よく牛の大群に出会います

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8月 9, 2007 文化、生活、習慣 |