命と病気の源
南スーダンの特に川沿いの地域では、マンゴーの木がたくさんあります。
3月から4月にかけてはマンゴーの実がなる時期で、現在JENスタッフが滞在しているテントホテルにあるマンゴーの木からも、大きな実が落ちるのをよく見かけます。
内戦中に物資が不足していたときには、マンゴーの実が人々の命を救ったとも言われています。
マンゴーの木を切り倒すことはしないというのが、紛争当事者の間でも合意されていたという言い伝えがあるほどです。
この命の源のマンゴーですが、同時に病気の源でもあります。
落ちてそのまま地面に放置してあるマンゴーは、ハエの格好の食料となるため、マンゴーの収穫時期にはハエの数が倍増するのです。落ちたマンゴーにハエがたかって、オレンジ色のマンゴーが真っ黒になっているのをよくこの時期見かけます。
ハエは人間の食物にもたかるために、人々の衛生状態を悪化させる原因にもなるのです。