手作りの砂利
ジュバの街を歩いていると、道端で石を砕いている人と、砕かれた石が小さな山になっていくつも置いてある光景をよく目にします。
地元の人に聞くと、なんと、人の手で砂利を作っているとのこと。ジュバには石を砕く機械がほとんどありません。そのために、こうして手で砕いた石が砂利となって、建設などに使われているのだそうです。
しかし、ジュバではあまり砕く元となる大きな石というものを見かけません。地面が砂で覆われていることから、一部の山を除いては石を目にすることはめったにありません。このため、工事現場などで地面を掘り返す作業などがあり、石が大量に掘り出されることがあると、「あ、石だ!」と、近所の人たちが嬉しそうに大きな石を拾い集めている光景を目にします。
こうして集められた石は手で砕かれて売られ、彼らの現金収入となっているのです。物不足、というジュバの状況がよく現れている光景です。