ラニャの小学校を訪問
JENの事業地のひとつであるラニャ郡は、南スーダンの中心都市のジュバから車で約2時間南に行ったところにあります。先日事業を開始するにあたって、ラニャ郡の行政の方々へご挨拶すると同時に、付近の小学校を訪れました。
ラニャ郡は、内戦中に政府軍と南部を拠点とするSPLA(Sudan People’s
Liberation Army)が戦った紛争地帯でした。そのため、ラニャの小学校は建物がある小学校がほとんどなく、現在子どもたちは青空教室や、国連機関が配布したテントの中で勉強をしています。
2005年に内戦が終了し、隣国ウガンダやコンゴ民主共和国に非難していたスーダン人の帰還が開始しました。2007年も南スーダン全体で約10万人の帰還が予定されています。その中には多くの子どもたちが含まれるため、急激に増加する生徒数に学校側が対応できていないケースも多くみられます。
私たちが訪れた学校でも、現在約400人の生徒数に対してトイレが2つしかなく、衛生環境の整備が課題のひとつとなっていました。
帰還した子どもたちが安心して学べる環境を整えるため、JENでは日々準備を進めています。