2012年5月24日 (木)

風邪のひきはじめと言えば

 日本でしたらお馴染みの漢方薬がすぐ浮かんできますよね。ここスリランカでも「風邪のひきはじめにはコレ」というものがあります。現地の人はもちろん、多くの在スリランカ日本人の方々もご存知なのではないでしょうか。

 箱の両側面にはそれぞれシンハラ語・タミル語で「100% Natural Safe Herbal Remedy (100%天然・安心な植物性生薬)」と記載されています。

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 コリアンダー、生姜、胡椒、クミン等々が入っており、とっても癖のある飲みづらいものではないかと、今日まで避けてきました。が、ここ1週間近く微熱が下がらない私は今日ついに意を決して口にすることに。

 1回分に小分けされた中身は簡単にお湯で溶けました。味は想像していたのと違い、ほんのり甘くとても飲みやすいハーブティーでした。次からはもっと早めに飲んでおこう。

5月 24, 2012 生活、習慣、風土 |

2012年5月10日 (木)

川を越えるのも一苦労

 ジェンは現在、ムラティブ県にあるデビプラムという沿岸の村で井戸修復・清掃を行っています。

 村には川が流れ、人々は内戦前からある鉄筋の橋を使い行き来していました。しかし一夜にしてこの橋が無くなってしまいました。内戦後この辺りでは、壊れた車や自転車等々が山の様に放置されていて、こういった物を集めお金に換えている人がいるのですが、どうやらこの橋もそういった人に持ち去られてしまった様です。

 村の人々は木の板を渡し、橋の代わりとして使用するようになりました。小学生の時体育館に平均台はありませんでしたか?まさにこの板は平均台程の幅しかありません。慣れないジェン・スタッフは、怖がってためらっていました。しかし、ジェンの支援を必要としている人々は川の向こう側です。川を越えない訳にはいきません。

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 狭いところをバランスを保ちつつ歩く練習をし、今ではカメラに目線を送る余裕が出来る程になりました。

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5月 10, 2012 井戸建設・修復, JENスタッフ |

2012年4月19日 (木)

東部:プロジェクト完了から3カ月を経て

 昨年12月末に完了した東部事業で農業井戸やコミュニティ強化のワークショップを受講した方の、今の声をお届けします。

 キラン郡ヴァッダン村Maheswaryさん(30歳女性)
 2エーカーの土地で7つの野菜を育てています。

 昨年習った自家製有機肥料を使っているお陰でよく育ち、市場での売れ行きも良くなりました。
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 この収入で小さなお店を開いたり、家畜を育てたりするようになりました。
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 さらには、貯蓄までできるようになり本当に嬉しいです。

 この大きな大きな農業用井戸を得た今の私たちには、今後どんなことでも乗り越えていける自信があります。

4月 19, 2012 井戸建設・修復, 東部帰還民支援, 農業支援 |

2012年4月 5日 (木)

【北部】JPFモニタリングチームの訪問

 3月28日、ジャパンプラットフォームのモニタリングチームがプロジェクトサイトを訪問し、ジェンスタッフも同行しました。

 午前中は、ムラティブ県プドゥクリルプ郡テビプラム地区で今年1月に開始された、井戸修理および井戸清掃事業のモニタリングです。この地域は、最後の紛争地域で最も被害を受けたプドゥクリルプ郡19地区のひとつです。 
下の写真は、テビプラム地区の共同建物がある一角を借り、業者が砂とセメントを使ってセメントブロックを成型する様子を説明しているところです(1日1000個単位で成型)。

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 下の写真は、井戸修復中、セメントブロックを井戸底にゆっくり降ろしているところです。
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 接着のためのセメントを用いて、どんどんブロックを積み上げています。
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住民を訪ねるためには紛争時に使用された塹壕跡や、相手側の攻撃を防ぐために用いられた土盛りの細いコブの上を慎重に車で通らなければならず、苦労してようやくたどり着きました。いくつかの世帯でモニタリングがなされた後

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 昨年12月に完了したムラティブ県プドゥクリルプ郡でのトイレ付き仮設住宅建設および井戸修復・清掃の事業地を視察。
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 住民の了承を得て、家の中でお話を伺い、建設後のトイレを見せていただきました。
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 スリランカは4月中旬がお正月にあたりますが、その前後に第二雨季が訪れます。雨で事業地へのアクセスが困難になる前に石工作業を終わらせようと、JENワウニア事務所は現在奮闘中です。今後も皆様からの温かいご支援のほどよろしくお願いいたします。

4月 5, 2012 井戸建設・修復, 北部帰還民支援 |

2012年3月22日 (木)

物価の上昇

 昨年の経済成長が8%にもなると言われているここスリランカですが、物価も著しく上昇しています。

 例えば多くの国民の足となっているバスですが、1年前に6ルピーであったコロンボ市内の初乗り料金が7ルピー、10ルピーと上がっていき、今では2倍の12ルピーに至りました。都バスが200円から400円に、東京メトロが160円から320円になったと考えると、よりイメージが湧きやすいでしょうか。
 2月中旬からガソリンが大幅に値上がったことが最近のバス代上昇に繫がっています。

 もちろん、値上がったのはバスだけではありません。
 もう一つの例が、電気代の高騰です。スリランカでは火力発電が主ですので、発電所で燃やす石油が値上がったとなれば、もちろん私たちの電気代に反映されることになるのです。

3月 22, 2012 生活、習慣、風土 |

2012年3月 8日 (木)

【東部】新しい事業の始まりと署名式

 外務省や支援者の皆さまのご協力で、バティカロア県での「農業用井戸の建設と住民組織の強化事業」を、2月23日の署名式をもって無事開始いたしました。心より感謝いたします。 
 
2月23日の署名式は、スリランカのメディア関係者らが集まる中、厳かに大使公邸内で取り行われました。 在スリランカ日本国大使および経済協力課課長、2等書記官および関係者がご出席されました。

光栄にも大使の席の横に各団体の代表代理が座り署名を行い、契約書を承りました。 その後、各団体代表代理のスピーチが行われ、大使からお言葉をいただき、メディア関係者との質疑応答が行われ、写真撮影をもって終了いたしました。

2月下旬以降、キラン郡長、チェンカラディ郡長、県知事に会い、ジェンのプロジェクト・オフィサーが外務省支援による昨年の事業報告を行いました。それぞれから口頭で、岩盤が多く最も大変なこの内陸地で、乾季中に湧水量の十分ある大きな農業井戸を住民のために建設したことに対し、高い評価をいただきました。また、新しい事業である31箇所の農業用井戸の建設と住民組織の強化事業についても、キラン郡、パッディパライ郡、ウェラウェリ郡のそれぞれの郡長に説明をしました。

(写真は新規事業でも同様のタイプの農業井戸となる前年度の完成井戸写真)
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 また、上記の報告の際、キラン郡の高官より、2011年中旬に再定住省の副大臣が外務省のご支援による2010年度建設の農業井戸を視察された時に、「農業用水としてだけでなく、生活用水としても用いられ、各委員会メンバーの8世帯だけでなく、周辺に住む多くの人々と共同で井戸が利用されており、それぞれの世帯が活発に農作業の収穫から収入を得て、持続的な生計向上がなされている」ことに厚い感謝の意を表されていた、との報告を受けました。

 外務省支援による類似の生計支援事業としては、3年目を迎えましたが、今後もスリランカの人々と共に考えて協力し、バティカロアの復興と発展に寄与できますよう、JENスリランカ職員一同努めつつ、本日もフル稼働で頑張っております。 
 
 今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。

3月 8, 2012 東部帰還民支援 |

2012年2月23日 (木)

デング熱

 スリランカ駐在11か月目にしてついに罹ってしまいました、デング熱。
 日本ではなじみの薄いものかと思いますので、何となく言葉だけ聞いたことがあるという方が多いのではないでしょうか。

 デング熱は蚊によって媒介される感染症の一つですが、現在のところ予防の為のワクチンが存在しません。刺されないことが唯一の予防策です。

 症状は高熱・頭痛などが主なようですが、ひどいケースになると出血をともない死に至ることもあります。

 地元の新聞では頻繁にデング熱罹患者数や死亡者数を報道しています。政府の対応が追い付かないほど患者数や死者数が多いのが現実のようです。

 さて私はと言えば、人生初の入院生活を体験し、先日無事退院しました。
 支えてくれたスリランカ国内外の友人、上司、同僚多くの人に感謝でいっぱいです。

 

2月 23, 2012 生活、習慣、風土, JENスタッフ |

2012年2月 9日 (木)

北部:新しい事業が始まりました

 スリランカでは、内戦で国内避難民となった人々の再定住を年内に完了させることを目標としています。
 その重要地域の一つとして掲げられているムラティブ県プドゥクリルプ郡で、ジェンは1月1日から新しい事業を開始しました。

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 ここは昨年6月に帰還が始まったばかりの地域です。
内戦前は農業や漁業が盛んでしたが、現在土地には遺棄物の山があり、政府から海へ出ることは禁止されています。

 帰還した人々はENREP(Emergency Northen Recovery Project)という、共同の場所の片付けや、砂や砂利を使用して道を舗装する45日間の事業に参加し、日当を稼いでいます。

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 写真にある井戸はそれぞれ内戦中に掘られたものですが、地上部分にあったはずの井戸壁はなくなり、子どもやお年寄りにとって落下のおそれがある、安全面に欠けるものとなってしまいました。

 また、この井戸は現在は飲料用には使用できない為、片道1~1.5km離れた場所まで少なくとも1日に4回は水くみに行かなくてはなりません。
 スリランカ軍によって清掃された飲料用の共同井戸はこの地域に6基あるのですが、ここに暮らすのが750世帯(1月16日現在)だということを考えると、とても十分な数とは言えない状況です。

 ジェンは戦時中に破壊された井戸の修復と清掃を行い、ここに帰還した人々の生活再建をサポートしていきます。

2月 9, 2012 井戸建設・修復, 北部帰還民支援 |

2012年1月26日 (木)

東部:日本大使館により視察がありました

 今月上旬、2011年末で完了した事業地と新事業予定地の視察の為、日本大使館の方が東部バティカロア県へいらっしゃいました。

 シンナワッタイ村では、帰還してからの生活や主な収入源である農業について住民の方から話を伺っていました。

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 この村では雨に頼って農業を行っているので、4月から12月の乾期には農業収入がなくなってしまいます。近くにある小川も、乾期には都市部で水を確保する為水門が閉じられてしまうので、ここからも水を得られない状況にあります。

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 農業用井戸の必要性をお伝えするまたとない機会となりました。

 ラージャプラン村では、完成した井戸をどの様に活用しているか、どの様に生活が変わったか等の聞き取りと、井戸や農業地の視察がありました。


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 この村では、今までとは違う新しい種類の作物を育てる取り組みが始まっていました。
これは、ワークショップで学んだ「効果的な生産とマーケティングへ向けたコミュニティ内での作物の調整」を実践したものです。
 その土地の気候や土だけでなく、新しい作物を餌とする虫が発生し、周囲で育てている作物への影響はないかを調べる為、まずは限られた量・範囲で育てます。
問題がなければ、次のシーズンには栽培量を増やす予定です。

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(手前に見えるのは、前回の支援速報で登場したクラッカンです。)

1月 26, 2012 井戸建設, 東部帰還民支援, 農業支援 |

2012年1月12日 (木)

ナンダ プドゥ ワルシャン / スバ アル アウダ ウェーワー

 お正月はいかがお過ごしでしたでしょうか。

 コロンボは大晦日の夜10時頃から打ち上げ花火の音が聞こえ始め、新年3分前から至る所で爆竹と花火がひっきりなしに打ち上げられていました。

 今日はお祝い事関連で下記をご紹介しますね。

 これはハラッパー(Halapa)と言う、スリランカの中でもシンハラ文化に由来する伝統的なお菓子です。お正月には各家庭で手作りしたものを、ご近所に振舞うそうです。(因みに仏教国スリランカの新年は4月です。)
 誕生日などお祝いごとの際にもよく作られます。

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 作り方は至ってシンプルです。クラッカン(Kurakkan、シコクビエというイネ科の植物)の粉、細かくしたココナッツ、砂糖、塩を混ぜ合わせ、カンダという葉っぱに挟んで15分蒸したら完成です。
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各家庭で味付けが異なり、日本ではなじみの薄い食材と割と強い塩加減で今までに食べたことのない味もあれば、ココナッツ風味豊かな日本人にも馴染みやすいハラッパーもありました。

 2012年が皆様にとって素敵な1年となりますように。

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(タイトルは左からタミル語、シンハラ語で「明けましておめでとうございます」)

1月 12, 2012 生活、習慣、風土, JENスタッフ |