2008年4月24日 (木)
元気になろう!
昨年9月に始まったバティカロア県ワカライ郡での帰還民支援事業の第1フェーズが4月22日で完了し、翌23日から第2フェーズが始まりました。
第1フェーズを進めていく中で、健康問題を抱えている人が多いことがわかりました。そこで第2フェーズでは、住民の健康状態の改善を通して、再定住を支援することにしました。これに加え、第1フェーズで行っていた漁業協同組合の能力強化支援も継続します。家庭菜園や栄養・衛生教育、子どもの課外活動などを含む、複合的なアプローチで支援活動を行っていきます。
JENは、南部津波被災者の支援でも、同じアプローチを行ってきました。その経験を活かしてよりよい支援ができるように、職員一同努力していきます。
過去の度重なる避難生活を余儀なくされてきた人々が、精神的にも経済的にも自立した生活を取り戻すためには、息の長い支援が必要です。今後ともご支援よろしくお願いいたします!
4月 24, 2008 野菜菜園 | Permalink
2007年8月30日 (木)
スリランカ東部での事業開始
JENはジャパン・プラットフォームの資金協力により、スリランカ東部のバティカロア県で、紛争被災者に対する支援事業を開始致します。この地は、昨年夏以降にスリランカ政府軍とタミール人の武装組織であるLTTEが激しい戦闘を行った場所で、16万もの人々が生活の場を奪われ国内避難民となっています。
紛争が収束に向かった今年の春以降、約10万の人々が元の村に帰還しました。しかし、2004年暮れのインド洋津波の被害を受けた場所もあります。紛争と津波、ふたつの大きな被害によって、人々は生活基盤や生計の手段を失われました。
今回の事業では、県内北部、ワカライ地区の漁民を対象に、紛争で失われた漁船の配布、魚網作りの職業訓練、漁業協同組合の活性化、心理カウンセリングなどを実施する予定です。
まずは事務所の設立、現地職員の雇用、行政との事業実施合意書締結などの事務手続きから始まりますが、10月中旬以降は活動を軌道に乗せて行く予定です。
8月 30, 2007 心のケア, 津波被害、避難生活, 緊急支援, 野菜菜園, 魚網作り | Permalink
2007年4月12日 (木)
新たな津波被災者支援事業を開始しました
4月から、味の素株式会社様の「『食と健康』国際協力支援プログラム」のご支援により、ハンバントタ県の津波被災者を対象にした、野菜栽培を通した栄養・健康改善支援の事業が始まりました。この事業は4月から11月の末までの間に、3ヶ所で合計90人の被災者の方々に対して行われます。
最初の実施場所として選ばれたのは、再定住地区であるサボラガムワ村です。地区全体68世帯の中から、女性世帯主や収入が少ない家庭など30人が参加しています。参加者のほとんどは女性で、午前と午後15人ずつに分かれ、1日2時間の野菜栽培の講義と実施トレーニング、そして1時間の栄養・健康に関する講義を週5回受けることになります。
参加者のほとんどが野菜栽培の経験がありません。しかし、新しい挑戦に目を輝かせながら講師の説明に耳を傾けています。JENは彼女たちが積極的に事業に参加していけるように後押ししていきます。
4月 12, 2007 企業の皆さまからのご支援, 心のケア, 野菜菜園 | Permalink
2007年2月22日 (木)
再定住地での職業訓練、はじまる

現在、日本政府の支援で実施している津波被災者への生活再建自立事業において、2月5日から、新たに4ヶ所の再定住地でトレーニングが始まりました。これから2ヶ月の間、合計320人に対し、魚網作りと野菜栽培の職業訓練、児童活動、心理カウンセリングを組み合わせた事業を行います。
事業地を訪問したところ、ある再定住地では、住民の中で最も活発な女性がコミュニティー・ワ-カーとして選ばれ、住民のまとめ役として奔走していました。
また別の場所では、子どもの野外活動に適切な土地がなかったため、住民が協力して地ならしや雑草の伐採などの整地作業を行いました。住民の中には、魚網作りや野菜栽培を始めて行うという人も多いですが、皆、訓練の初日からインストラクターの説明に熱心に聞き入っていました。
被災者がこの場所に移動した直後は、住居以外には何もなかったそうですが、徐々に電気、水道が引かれ、小さな店もできて、生活環境が整ってきました。この事業で住民が技術を身につけ、収入を向上させ、生活の改善につながることを願っています。
2月 22, 2007 心のケア, 野菜菜園 | Permalink
2006年9月28日 (木)
巷で人気の「コンポストタワー」
JENが津波被災者の再定住地区で行っている野菜栽培は、身近なものを使って行う有機栽培です。例えば、ペットボトルを使ったじょうろ、近所に生えているハーブから作った有機農薬、自宅のゴミから作った有機肥料など、低コストで家庭レベルでも続けていける野菜栽培を行っています。
特に人気なのが「コンポストタワー」と呼ばれる葉野菜栽培機。ペットボトルと大型のゴミ袋で作ったタワーの中に土と肥料を混ぜて入れます。袋のところどころに葉野菜を挿しておくと、つぎつぎと新しい芽が出てくる、というものです。真ん中のペットボトルは灌漑設備の役割をしていて、ペットボトルの口に水を注ぐと、ペットボトルの細かい穴から水が染み出て、程よく土が湿るという仕組みになっています。
最近はJENの事業村以外でも近隣の住民が真似をして、庭のあちこちにコンポストタワーが立ち並ぶようになりました。このように、JENの事業は地域全体に影響を与えて、手ごろに出来る野菜栽培の普及に一役を担っています。
スリランカ活動報告会開催!(11月8日) NEW
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9月 28, 2006 野菜菜園 | Permalink
2006年3月 9日 (木)
野菜の成長がもたらすもの
JENが野菜栽培を行った村では、トレーニング終了後も参加者の人たちが栽培を続けています。6月にトレーニングを終えたミリジャウィラ村では自分たちで育てた野菜を売って収入を得ている参加者もいます。
ナスは1kg45ルピー(日本円で約40円)、唐辛子は1kg80ルピー(日本円で約70円)で売れるそうです。今はナスのシーズンなので、ある女性参加者は一日最低4kg売り、日々の収入につなげています。その他トマト、オクラといった野菜に加え、ココナッツ、マンゴーといった木の苗も育てています。
トレーニング当初30cmほどだったココナッツの苗が、7ヶ月たった今では150cmほどに生長していました。『野菜の成長を見ていると心が癒されます』とトレーニング参加者は語ります。ココナッツの実がなる頃には、津波被災者の辛い心の傷が少しでも回復していることを祈るばかりです。
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3月 9, 2006 野菜菜園 | Permalink
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2005年9月29日 (木)
JENの活動がスリランカ全国紙に掲載!
JENのスリランカの事業が、ハンバントタの全国紙(9月20日付ディバイナ新聞)に掲載されました。
~記事要約~
「JENがハンバントタで実施している心のケアに重点をおいた職業訓練事業は、スリランカソーシャルワーカー協会と協力して実施しており、地域の人材を活用した新しい手法を使っている。
シシラサガマ村では、野菜菜園に必要な道具が提供され、40家族が野菜菜園事業に参加している。麻袋に土と堆肥を入れ、その麻袋に野菜を栽培するという、最小限の水を使ってできる画期的な栽培方法である。また、ポリエチレン製の袋を苗床として使いトマト、ナスビ、とうがらしなどを栽培している。
ココナッツ・ロープ作りでは、各村でクラス毎に30の村人が参加している。参加者らは自分たちで作ったココナッツ・ロープからマットなどの製品を作っており、今後販路を拡大していくことを期待している。
漁村では、ロブスター漁の魚網支援をしており、この事業では魚網を直接支給するのではなく、魚網を作ることから始めている。
参加者の1人プレマダサ(T.M.Premadasa)さんにインタビュー、『魚網も何もかも津波で流されてしまい、とても落ち込んでしまった。政府から支給される5,000ルピー(日本円で約5,500円)の支援金以外何も支援がなかった。JENがこの村で支援活動をしてくれたおかげで、5,000ルピー以上の支援を受けることができた。3人1組となって魚網を作り、魚網を完成し、今はこの網を使って4人の仲間と漁に出ている。JENが私たちの村で支援してくれたことで、みな将来に希望を持つことができるようになった。』
スリランカソーシャルワーカー協会メンバーも現場レベルで事業に参加しており、JENのスタッフ共に地元のコミュニティーと密接な関係を築いている。今後も協会と協力体制のもと、事業を実施していく予定である。」
スリランカ津波被災者応援ツアー(11/19~24)参加者募集!
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9月 29, 2005 ココナッツ・ロープ, 心のケア, 野菜菜園, 魚網作り | Permalink
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2005年7月21日 (木)
猿害
JENの野菜栽培のトレーニングが終了した村では、現在住民たちが自主的に野菜作りを続けています。トマトの苗も大きく育ち実を結ぶ日も近いのですが、現在、住民たちを困らせている問題があります。それは「猿害」。
サルが来て新芽を食べてしまうのです。どのように対応しているのか住民に聞いてみたところ、返ってきた答えは「一日中見張っている」でした。このようにのんびりしたペースではありますが、スリランカは少しずつ、着実に復興に向かっています。
7月 21, 2005 野菜菜園 | Permalink
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2005年6月30日 (木)
地球にやさしい野菜作り
職業訓練の1つである野菜作りでは、トマト、なす、唐辛子、さまざまなハーブの葉、ココナッツ、マンゴーなどを育てています。
インストラクターは実習を通して、低コストの新しい有機農法を紹介します。たとえば、「自宅の生ごみを利用した有機肥料の作り方」、「薬草を使った有機農薬の作り方」、「少ない水で効率よく水をまく方法」などです。どれもお金がかからず、身近にある自然の材料を使っているので、応用しやすく、参加者の間で大変好評です。評判を聞きつけた近隣の住民も講習を聞きに来て、この自然農法を実施し始めているそうです。
こうして、自然農法で育ったトマトやナスは小さな実をつけ始め、2、3週間後には収穫できそうです。最近はスリランカでも市場で売っている野菜のほとんどに農薬が使われているということです。人々は新鮮な有機野菜を収穫できるのを毎日心待ちにしています。
6月 30, 2005 野菜菜園 | Permalink
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2005年6月 2日 (木)
野菜を育てる
事業がはじまった頃、人々の話題は、いつも津波で失ったものに関することでした。インストラクターから野菜の栽培についての講習を受け、そして実際に野菜を栽培するようになり、人々の話題は栽培の方法、育っている野菜のことが中心になりました。 野菜作りを通して、津波のつらい記憶が少しずつ癒されています。
なすび、唐辛子、トマト、マンゴ…実をつけるのが楽しみです。
6月 2, 2005 野菜菜園 | Permalink
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2005年5月19日 (木)
ロブスターが獲れました!
津波の被害にあった人々の多くは漁業で生計を立てていました。こうした人々は津波により家族や家ばかりでなく、ボートや魚網も失ったため、収入源を絶たれてしまいました。
JENが現在行っている心のケア活動の1つに、津波被害にあった漁師の人々を対象にした魚網作りの職業訓練があります。
先日、魚網作りの事業地のカラマティヤ村で、インストラクターの指導により初めてのロブスター漁の魚網が完成しました。津波後、一日も早く海に戻って漁を再開したいと願っていた参加者は、この魚網で実際にロブスターが捕れるかどうか試してみたいとのこと。そこでその日の夜、早速仲間たちと漁に出かけました。結果、翌日7匹のロブスターが獲れました! 緑色で大きいこのイセエビは1匹1,500Rs(約1,400円)で売れるそうです。
自分たちで完成させた魚網で漁ができた喜びが、皆さんのこぼれる笑顔から伝わってきます。
5月 19, 2005 野菜菜園 | Permalink
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