2005年12月22日 (木)

お金より大切なもの

1  11月19日から24日までの4泊6日(機内2泊)の日程で、スリランカへのスタディツアーを実施し、全国から8名の方々が参加して下さいました。

 マーウェラ村でココナッツ・ロープ作りに参加したアヌラ・マラニさん(40歳)は、ツアー参加者にJENの事業について次のように話してくれました。

 『JENの支援は直接お金をもらえるわけではありませんが、JENの事業がとても好きです。ワークショップで仲間と一緒にロープやマットを作ることで、将来のことを少しずつ考えられるようになりました。トレーニングで習得したココナッツ・ロープ作りの技術はお金のようにすぐに消えてしまうことはありません。ロープやマットを作り市場で売って、自分で収入を得ることができるのです。生活は楽ではありませんが、少しずつがんばっていこうと思います。

  今回、日本の皆さんが、遠方から津波被災者である私たちのことを忘れず、会いに来て下さったことをとても嬉しく思っています。』

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12月 22, 2005 ココナッツ・ロープ | | コメント (0)

2005年11月10日 (木)

男性に好評なカウンセリング

2  JENは職業訓練活動を終える際に、各村に活動についてのアンケート用紙を配ります。その際、面白い共通点を見つけることができます。

 「魚網作り」の村は、参加者の多くが男性ですが、「ココナッツ・ロープ作り」は参加者のほとんどが女性です。多くの場合、魚網作りの村の男性は一番面白かった活動内容として「カウンセリング」をあげます。これに対して、女性は「ロープを使ったマット作りの作業」など、作業の内容に参加する面白さをあげる人が多いのです。

 スリランカの男性、特に漁師は、自分の辛い気持ちを表現したり、人に打ち明けたりすることはほとんどないそうです。そうはいえ、津波で家族や家を失い、辛い気持ちを抱いていることには変わりがありません。魚網作り参加者のアンケートには、「カウンセリングを通して、初めて自分の気持ちを吐露することができ、気持ちが軽くなった」という感謝の声が多く寄せられています。

スリランカ津波被災者応援ツアー(11/19~24)参加者募集! 

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11月 10, 2005 ココナッツ・ロープ, 心のケア, 魚網作り | | コメント (0)

2005年10月13日 (木)

ココナッツ製ほうき

1  ココナッツが豊富なスリランカでは、ココナッツを使った製品が生活のあちこちで使われています。

 ココナッツ・ロープもその1つですが、JENのトレーニングではそれ以外にも、ココナッツの繊維を使ったほうきの作り方も学んでいます。ココナッツの殻をはぎ、丸まった形の繊維の束をココナッツ・ロープで結び付け、更に木の柄につなげて完成。この手作りココナッツ製ほうきは丈夫で、プラスティック製のものが2ヶ月でだめになるのに対し、毎日使っても5ヶ月もつということです。2

 スリランカでは一日に何度も掃き掃除をするので、受益者の女性達も自分で初めて作ったほうきは、家の掃除に使いたいということでした。ちなみにお店で買うと75~85ルピー(90~95円)ぐらいということです。

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10月 13, 2005 ココナッツ・ロープ | | コメント (0)

2005年9月29日 (木)

JENの活動がスリランカ全国紙に掲載!

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  JENのスリランカの事業が、ハンバントタの全国紙(9月20日付ディバイナ新聞)に掲載されました。

    

                                  ~記事要約~
 「JENがハンバントタで実施している心のケアに重点をおいた職業訓練事業は、スリランカソーシャルワーカー協会と協力して実施しており、地域の人材を活用した新しい手法を使っている。
 シシラサガマ村では、野菜菜園に必要な道具が提供され、40家族が野菜菜園事業に参加している。麻袋に土と堆肥を入れ、その麻袋に野菜を栽培するという、最小限の水を使ってできる画期的な栽培方法である。また、ポリエチレン製の袋を苗床として使いトマト、ナスビ、とうがらしなどを栽培している。

 ココナッツ・ロープ作りでは、各村でクラス毎に30の村人が参加している。参加者らは自分たちで作ったココナッツ・ロープからマットなどの製品を作っており、今後販路を拡大していくことを期待している。
 漁村では、ロブスター漁の魚網支援をしており、この事業では魚網を直接支給するのではなく、魚網を作ることから始めている。

 参加者の1人プレマダサ(T.M.Premadasa)さんにインタビュー、『魚網も何もかも津波で流されてしまい、とても落ち込んでしまった。政府から支給される5,000ルピー(日本円で約5,500円)の支援金以外何も支援がなかった。JENがこの村で支援活動をしてくれたおかげで、5,000ルピー以上の支援を受けることができた。3人1組となって魚網を作り、魚網を完成し、今はこの網を使って4人の仲間と漁に出ている。JENが私たちの村で支援してくれたことで、みな将来に希望を持つことができるようになった。』

 スリランカソーシャルワーカー協会メンバーも現場レベルで事業に参加しており、JENのスタッフ共に地元のコミュニティーと密接な関係を築いている。今後も協会と協力体制のもと、事業を実施していく予定である。」

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9月 29, 2005 ココナッツ・ロープ, 心のケア, 野菜菜園, 魚網作り | | コメント (0)

2005年9月 8日 (木)

忘れられた村

050907_02   ココナッツロープ作りを行っている村の1つにモラカティヤーラ村があります。この村の受益者は、津波で家が壊れ、混乱のさなか、出来たばかりの公共アパートに避難し、そのままそこに住みつくことになりました。正式に登録した居住者でないため、政府や支援助団体からの支援が十分行き届いておらず、いわば「忘れられた」村でした。

 JENが訪れた時も、「ある団体が、ボートと網を全員にくれると約束したのに、その後何の音沙汰もない」、「外国の団体は来ても写真だけとって帰っていく」と支援団体や政府の支援へ強い不満、不信感をあらわにしていました。公共アパートといっても、4畳半ほどの狭い部屋が2つに台所だけ。ここで一家5人が半年以上の避難生活を続ければ、プライバシーのなさ、新しい家にいつ移れるのかわからない不安、ストレスでいらいらが募ります。

 事業開始当初は、人々は険しい表情をしていて、黙々と作業を行っていました。日々の作業とグループカウンセリングを通して、少しずつ表情が生き生きし、あちこちから笑い声が聞こえるようになって来ました。不便な避難生活のストレスを忘れ、仲間と共に作業するひと時が、前向きな力を取り戻すための確実な一歩となっています。

 

9月 8, 2005 ココナッツ・ロープ | | コメント (0)

2005年9月 1日 (木)

世界にたった1枚のマット

050831_02  JENがココナッツ・ロープ作りの職業訓練活動を行ったスリヤワラナ村の参加者からJENの事務所にプレゼントが届きました。

 自分たちで編んだココナッツ・ロープで作った、JENの文字入りマットです。この活動に参加できたことへの感謝の気持ちを表すため、全員で協力して作ってくれたということです。世界に1枚しかないJENの名前入りココナッツ・ロープマットは、現在JENの事務所に飾られています。丁寧に編まれたロープの1本1本から、現地の人たちの温かい思いが伝わってくるようです。

9月 1, 2005 ココナッツ・ロープ | | コメント (0)

2005年6月16日 (木)

悲しみを乗り越えて

050615  JENの職業訓練活動には、年齢、バックグランドの違ったさまざまな人たちが参加しています。人々は一緒に悲しみを乗り越え、新しい生活に向かって歩みはじめています。

 『ココナッツ・ロープ作り』に参加したクスマワティさん(44歳)
 「津波で夫そして職を失い、4人の子どもを抱えこれからどうしたらよいか途方にくれていました。夫を失った悲しみと今後の生活への不安とで、精神的につらく苦しく、ふさぎ込む日が続いていました。しかし、JENの『ココナッツ・ロープ作り』に参加し、参加者のみんなと毎日顔をあわせ、おしゃべりをしながら一緒に作業をすることで、苦しかった気持ちが少しずつですが、和らいでいます。今後は、ココナッツ・ローブでマットやほうきなどを作り収入を得て、少しずつ、自分自身で生計を立てられるようになればいいなと思っています。」

6月 16, 2005 ココナッツ・ロープ | | コメント (0)

2005年6月 9日 (木)

ココナッツ・ロープ作り

050608_01  スリランカでは、ココナッツが生活のいろいろな場面で活用されます。現在JENが行っている職業訓練活動に『ココナッツ・ロープ作り』があります。津波の被害にあった女性たちがココナッツの殻からとれる繊維を使って、ココナッツ・ロープ編みの技術を学んでいます。ココナッツの繊維でできたロープはとても丈夫で、柱や屋根を縛るなど日常生活で頻繁に使われています。 

 ロープ編みの技術を学んだ女性たちは、更に完成させたロープを使って、マット作りの技術を学びます。染料で赤や緑に染めたロープを重ね、さまざまな模様を作ることで、ココナッツ・ロープが美しいマットに変身します。仲間たちと一緒に作った手作りマットを見せてくれる女性たちは、達成感に満ちてとても嬉しそうです。

6月 9, 2005 ココナッツ・ロープ | | コメント (0)