2017年10月 5日 (木)

シードバンク設立に向けて

みなさん、シードバンク(種子銀行)というのを聞いたことがあるでしょうか。
その名のとおり、種を貸し出す仕組みです。

たびたびご報告していますが、スリランカは気候変動の影響を受けている国です。特に北部では、干ばつにより植物が育たず作物を収穫できない、また、次の作付けのための種も取れないという事態に直面しています。

そこで、JENはスリランカ各地にある農協と協力してシードバンクを設立しようと考えています。

その前に、シードバンクがどういったものか、適切な種の収集・保存方法、シードバンクの設立および運営に必要なもの、どういったときにどのように利用できるかなどについて、ワークショップを行っています。

多くの世帯は個人レベルで種を保存していますが、保存方法はそれぞれ違います。今後コミュニティレベルで種子を保存することで、地域の特性にあったよりたくさんの種類の種を、適切に保存できるようになり、“いざ”というときに貸し出しが出来るのです。

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【アニメを使って種の収穫について説明する講師】

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【種の保存について説明する講師】

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JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

▼クレジットカードはこちらから

Sri lanka

▼郵便振替の場合は↓

口座番号:00170-2-538657 

口座名: JEN

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10月 5, 2017 農業支援コミュニティ |

2017年4月20日 (木)

始まりました、節水コンテスト

JENスリランカ事務所では前回の支援速報でご紹介した、減災・防災の活動に加え、支援者の皆様と、フォード・モーターのご支援により、コミュニティ内の節水意識を高める活動も行っています。

家に井戸があると簡単に十分な水にアクセスできる反面、水が無限のものだと思ってしまい、必要以上に農業や生活用水に使ってしまう傾向にある家庭がたくさんあります。特に農業では、広くにまんべんなく畑に散水するところが、一か所に長時間放水をするという水の無駄遣いをよく見かけます。

このような習慣を断ち切り、水の重要さをコミュニティの人びとに理解してもらうため、節水につながる新しい画期的なアイデアを探し、実現させるために節水イノベーションコンテストを開始しました。

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【コンテストのポスター。各コミュニティに配ります】

この3か月間のコンテストでは、コミュニティから節水につながる色々なアイデアを出してもらい、一番効果がありそうなアイデアの25案に対し、発案者に実際に試作品を作ってもらうためにJENが助成金を出すという企画です。

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【4月から参加の新人さんを前に、コンテストの概要を参加者に説明するJENスタッフ】

いいアイデアはあっても、家庭でお金に余裕がなく実現が難しかった節水案をこのコンテストを通して、全面的に応援していければと願っています。

このコンテストが終了したのち、支援をしたプロジェクトの中で実際節水の効果があったものを選び、その節水方法を冊子にまとめて各地区の代表に配ることも計画しています。

一連のコンテストの結果、いい節水案でどんどんコミュニティ全体の節水意識の向上や環境保全への意欲を高めていく予定です。
今後の支援速報でも色々な案を紹介していくので、こうご期待ください!

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【節水方法を提案している方】

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4月 20, 2017 農業支援コミュニティ |