干ばつに負けない農業
近年スリランカでは、洪水と干ばつが同時もしくは交互に起きています。地滑りを伴うほどの洪水被害が毎年起きる一方で、北部では近年干ばつが頻繁に発生しており、貯水池の水が干上がります。
JENでは、今年5月末に発生した大洪水とそれに伴う土砂崩れによって避難を余儀なくされている被災者のために、南部ラトゥナプラ県にて緊急支援を行いました。
一方、北部では、農業の支援を行う中で干ばつに強い農業の普及を行っています。4月には、支援者の皆さまとフォード・モーターのご協力により、従来の農業に節水のしくみを含めたアイデアを住民から募る、節水コンテストを開催しました。
現在、これに応募し採用されたアイデアの選定と実施を進めています。
(節水コンテストについては、こちらから)
その中の一つ、斬新なアイデアの農業をご紹介したいと思います。
ゴミ箱の容器を重ねた灌漑システム。
内部には穴のあいた竹の筒が中央に配置しており、上からその筒に給水すること内部の土全体が湿っている状態になります。
一番下には蛇口が付いており、蛇口を開いておくことで土が吸収しきれなかった水を一か所に回収し、水の再利用が可能です。
この灌漑システムの製作者にアイデアはどこから来ているのか尋ねたところ、なん11歳の息子さん(写真下、緑のシャツの男の子)が考えたそうです。この灌漑システムには唐辛子の種が蒔かれ、現在まで順調に育っています。
3か月後の収穫が楽しみです。
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