人びとの台所 北部編
こんにちは。
今回はスリランカ事務所の総務・経理担当者が、北部での日々の暮らしを支えるマーケット(市場)を紹介します。
JENスリランカは、北部州キリノッチ県やムラティブ県の事業地との利便性を考慮し、キリノッチ県の中心に事務所を構えています。キリノッチは人口約11万人の都市ですが、いわゆる近代的なスーパーマーケットは3件(民営1件、国営1件、半官半民1件)しかありません。住民の多くは街の中心に位置するマーケットと呼ばれる市場で食料を購入しています。
マーケットは通常、半屋外で小さな区画に分かれていて、野菜、果物、魚、鶏肉など販売する品目によって建物が分かれています。マーケットはプラデシャサバと呼ばれる役所が管理しています。販売者は場所の借料に加え、売り上げに対して課される税金を支払います。このお金でプラデシャサバは市場を維持管理しています。
スリランカは四季がないため、年間を通して野菜の種類に大きな変化はなく、野菜市場では日本で夏野菜と呼ばれる野菜(なす、トマト、ゴーヤ、いんげん、カボチャなど)が売られています。
グラム売りなので少量から購入できますが、言い値のため、多く購入した方が値切りやすくなります。北部ではまだ流通が発達していないため、生鮮食品はスーパーマーケットよりも地元の農家から野菜を買い取り販売しているマーケットの方が新鮮な食料が入手できます。私たち駐在員もこのマーケットで身振り手振り価格交渉し、食料を調達しています。
【魚市場では水揚げ量や種類は日によって異なるが、青魚~ソフトシェルクラブまでラインアップは豊富】
こういったマーケットでの地元の人びととのやり取りは、旅行ではなかなかできません。地域の人びとの生活や習慣を知り、文化を理解する上で駐在員にとって大切な機会となっています。
【こちらは果物市場バナナ、マンゴー、パイナップルやジャックフルーツなどが並ぶ】
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