農業協同組合間の交流訪問会
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2016年3月に開始したキリノッチ県およびムラティブ県での生計回復支援事業も終盤に近づいています。この1年間で JENは93世帯を対象に45基の農業用井戸を建設し、雨の降らない乾季にも農業を可能にし、農作物からの収入を向上させ、人びとが貧困から抜け出すための一歩を踏み出す手助けをしました。
また、コミュニティ強化の一環で各地区に農業協同組合を設立し、メンバー同士が協力し合い農作物を加工した商品を作り、コミュニティ自体の収入を増やし、住民の自助能力を高める支援もしました。今年の事業ではムラティブ県とキリノッチ県で合計4つの農協を設立しています。
農協設立において最も重要な点は、活動の継続です。どのビジネスや団体でもあるように、団体のメンバーが組織にメリットを感じなくなると活動は止まってしまい、再始動させるには時間が必要となります。
JENは今まで設立した農協へ、収入創出活動ができるための機材を提供していますが、今年は全4地区で小麦粉やスパイスを作るための製粉機を提供しました。
どんな商品を作るか、どこに売るか、どのような管理体制を作るかなどもJENの支援のもとに農協のメンバーに考えてもらう事で、農協のオーナーシップ精神を高めていますが、農協メンバーも初めての組織運営で戸惑う事もあります。
そこで、JENは今年設立された新米の農協メンバーたちが前期事業で作られた農協からノウハウを得られるよう、3月17日に農協交流会を開催しました。
この交流会の目的には情報交換に加え、今まで4年間、JENが強化してきた全11カ所の農協をつなげ、お互いを強化できるネットワークを構築することでした。そのため、各農協からの代表を1カ所に集め、一日をかけてディスカッションやグループワークを行いました。
【プログラム参加者にワークショップの目的を説明するフィールドオフィサー】
参加者は農協の活動費用や販路の確保のむずかしさなど、様々な課題を話し合い、協力することによって解決策を見出す姿勢を見せてくれました。
このように、お互いの活動を知り、メンバー同士の交流を作ることにより、これからも長期に渡り協力しあい、発展していくことを願っています。
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