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2016年11月 4日 (金)

JENスタッフへのキャパシティビルディング研修

支援の場で忘れてはならないのは、日頃から現地の人びとのために尽力しているスタッフのキャパシティビルディングです。

スリランカ事務所は総務・経理担当者をはじめ、技術面を担当するエンジニア、コミュニティでの活動に直接携わるスタッフや、行政との関係構築を担うスタッフで構成されています。彼らは、日々、事業に参加している人びとだけではなく、活動のための資機材を調達する業者や現地行政との粘り強い話し合いを行います。そのため、スタッフ全員に共通して必要とされているスキルは、高いコミュニケーション能力です。

そこで、私たちは10月27日、スタッフを対象に、交渉力などコミュニケーション能力の向上を目的にしたキャパシティビルディングの研修を行いました。

【交渉のグループワーク】
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講師には、コミュニティ強化支援で、事業参加者を対象にしたワークショップの運営を担当してくださった方を招きました。丸一日かけて行ったワークショップでは、チーム間のコミュニケーション方法や、事業に参加される人びとや地区全体の方々が、地域の復興に対して当事者意識を持つための取り組み(コミュニティモビリゼーション)の仕方、交渉術、そしてスタッフ自身の長所・短所分析を学びました。
座学に加え、ゲームやグループディスカッションを交えたセッションがあり、スタッフはとても楽しく学べたようです。

研修後の感想では、
「自分自身の長所や短所などを深く考える時間があり、長所をどう伸ばし、短所をどう補っていくかを考えるいい機会になった」(ディルソン、テクニカルオフィサー)や
「活動に参加している人びとの能力強化は事業を通して行っているが、自分たちの能力強化にも目を向ける重要性が改めてわかった」(クガン、フィールドオフィサー)
という声も聞こえました。

【講師の話を熱心に聞くJENスタッフ】
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JENの活動が終了したあと、事業に参加した人びとが主体的に井戸の維持・管理を行っていくためには、活動期間内に彼ら自身のオーナーシップを高めることが必要です。そのために、まずはスタッフが一丸となってモニタリングや農業の促進活動、そして農協を通した地域の活性化に積極的に参加することが大切です。

今回の研修は、そのようなコミュニティモビリゼーションをより効果的に行うため、良い機会になったと思います。

【研修の終わりには全員に参加証明書を授与】
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11月 4, 2016 事務所・スタッフ |