フォードとタンバハマムコミュニティセンター建設
ツイート
JENはコミュニティ強化支援の一環で、農業協同組合や村落開発委員会などコミュニティ内で活躍するグループが活動できるコミュニティセンターを建設しています。「地域の建物は地域の人たちで」という理念のもと、建設は業者を雇わず、土台から屋根まで全て地域の村落開発委員会の人びとによって行われています。
10月4日、このタンバハマムコミュニティセンター建設を支援しているフォード・モーターの社員ボランティア数名が Global Month of Caring というプログラムのもと、コロンボからキリノッチに赴き、建設を手伝ってくれました。この日の作業は建物の土台が完了した後の埋め戻しというもので、24平方メートルに延々と砂と土を運ぶものでした。
コミュニティセンターを建設しているタンバハマム地区のヴァナンカーニノース村は昨年の暮れに軍から解放され、今年の初めに帰還民の再定住がはじまったので、木もあまりなく、建物設備も整っていない場所です。一日のほとんどをエアコンの効いた部屋の中で過ごす社員の方々にとって、灼熱の太陽の下での力仕事はかなり大変だったようです。
【作業前の集合写真】
【余ったブロックと取り除き土台の準備をするフォードとJENスタッフ】
【この様に、砂をバケツや手押し車に入れて建物中まで運びます】
建設の合間にJENが行っている井戸建設の訪問を通し、コミュニティの方々とも交流しました。タンバハマム地区は最近政府からシェルター支援が入りブロックで作られた家が建ち始めていますが、未だトタンやヤシの葉で作られた簡易シェルターに住む家庭も多く、水もJENの農業用井戸建設が始まる前は15世帯が2基の井戸と2つの水タンクを共有していました。
大都市コロンボとはかけ離れたタンバハマム地区の現状を見て、フォード・モーターの社員の方々は同じ国とは思えないと話していました。また、限られた資源を使ってたくましく生活をするタンバハマム地区の方々に刺激を受け、支援の必要性を実感したと話していました。
このような機会を通して、北部の現状だけではなく、その歴史や美しさ、またホスピタリティ溢れる人びとの様子などを今後も広めることが出来れば嬉しいです。
【コミュニティの方が作ってくれたお昼ご飯をよそうJENスタッフ】
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
▼クレジットカードはこちらから
▼郵便振替の場合は↓
口座番号:00170-2-538657
口座名: JEN
*通信欄に「スリランカ」とご記入ください*
△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼