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2016年9月 1日 (木)

コミュニティ強化支援ワークショップの開催

 JENが現在行っている事業では、井戸建設というハード面の支援に加え、内戦で避難を余儀なくされたために壊れてしまったコミュニティの強化支援も行っています。 

 内戦終結後に再定住する際に、多くの人びとは元のコミュニティではないところに戻るため、JENの事業に参加する人びとも、一から信頼関係を築いていかなければなりません。
 コミュニティが団結し、お互いが協力して自分たちの生活を改善していく力を身につけられるよう、JENは8月23日、24日に事業参加者全員を対象としたコミュニティ強化ワークショップを行いました。
【ワークショップの概要を参加者に説明するJENスタッフ】
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 今回のワークショップの目標は、リーダーシップの取り方やコミュニティでの目標設定、またチームでの問題解決策の練り方などを中心に、コミュニティ活動の基盤を作ることでした。

 チームビルディングなどのトレーニングを多数行ってきた経験豊富な講師2名を招き、ゲームや寸劇などのアクティビティを交え、人びとが積極的に参加できるよう工夫がなされました。

【トレーナーの話を熱心に聞き入る参加者たち】
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 最初のセッションでは、参加者がいくつかのグループに分かれて身近に起きる問題や既存の解決策などを話し合い、どのようなスキルや知識が必要なのかを発表し合いました。
 また、ステークホルダー分析を通し、コミュニティ内で色々な問題が起きた時に、どの機関に相談すればいいのかなどを協議しました。
 ケーススタディも、身近な問題を取り上げることによって、実際に使える知識を伝えられたかと思います。

【寸劇を通してコミュニティ内の問題を解決する様子】
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 最終セッションでは、参加者一人一人から事業後に井戸が完成し、収入が上がることによって見える、将来への希望やビジョンを発表してもらいました。

 農業による収入向上はもちろん、参加者によっては、増えたお金を使ってお店を開きたい、家畜を買い酪農へもビジネスを広げたいなど、大きな夢を語ってくれました。

【参加者一人一人に将来のビジョンを聞くトレーナー】
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本事業では、コミュニティ強化支援を基盤とし、これから農業協同組合を形成していきます。今回のワークショップが強い組織作りにつながり、より大きな成果をもたらすことを願っています。

【ムライティブ県の参加者たち】
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9月 1, 2016 北部帰還民支援 |