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2016年2月 4日 (木)

ドライフード生産農業協同組合への引き渡し

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 1月28日に、オスィヤマライ地区の農協センターで引渡式が行われました。

 この地区は県境にあり、幹線道路からも離れ孤立していました。他の地区同様に村人は内戦中に避難し、もともといた人数の半分ほどしか戻っていません。今までに他の支援団体がサポートしたこともなく、だからこそその支援供給のギャップを埋めるためにも、JENはこの地区を支援対象としたのです。

 そして、再び住民が一丸となって地域の発展に貢献できるように農業協同組合の設立をサポートし、収入向上とコミュニティ強化を目的として、ドライフードセンターを建設しました。
 さらに、農協の運営がうまくいくように、加工食品の実践研修と組織運営の研修も提供しました。

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 半年におよび様々な支援を農協に対して行い、ついにこの日が来たのです。JENから正式にオーナーシップを農協へ引き渡す日です。
 
 式にはJENよりプログラムオフィサー、プロジェクトオフィサー、フィールドオフィサーが参加し、行政地区長、経済発展担当オフィサー、地区の学校長、そしてJENの支援事業に直接参加している20世帯および間接的に関わっている32世帯の家族が参加しました。

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 最初にプログラムオフィサーがテープカットを行い、次に農協運営に必要な帳簿と運営記録用のノートが農協のリーダーに手渡されました。

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 次に、ドライフードセンターを囲むように多年生苗を植えていく儀式を行いました。   

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 そして、農協の責任範囲、行政の責任範囲を記したMoUにサインして、JENからドライフード生産農業協同組合への正式な引き渡しが完了しました。
 全参加者が農協の新たな一歩に対し、強い関心を示し、同時にJENに対して感謝の意を表していただいた、とても楽しいイベントとなりました。

 私も1年間、オスィヤマライ地区の住民と共に、コミュニティを強くし、地域の発展を目指してきましたが、今までの苦労が少し報われたと感じられ、とても嬉しく思いました。

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 フィールドオフィサー
 アダイカラン

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2月 4, 2016 農業支援北部帰還民支援生計回復事業 |