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2016年2月18日 (木)

スマイルであふれる国、スリランカ離任のご挨拶

 私が初めて支援速報を準備したのは2014年7月です。あれから約1年8か月が経ちました。そして本日、スリランカを離任いたしました。この間に、3つの事業、4か所の事務所の運営管理を行い、約35名のスタッフと共に、約210世帯のご家族に対し、「農業を通じた生計回復」と「農業協同組合の形成を通じたコミュニティ強化」の支援活動を進めて参りました。

 当時の支援速報で私は「JENの事業を通じて、一人でも多くのスリランカの方々が笑顔を取り戻し、毎日少しでも多く、そして大きくスマイルをしてくれるよう、力を尽くしたい」と述べていました。

 時には、JENの活動の仕方に関し、支援しているご家族との理解違いが起きたり、合意できない点が生まれたり、ミスコミュニケーションにより笑顔を消してしまったこともあります。

 しかし、JENは支援対象者の「自立」を目指し、それを持続してもらうための必要最低限度のサポートを、長期的な視野をもって行います。

 支援を受け取ることに慣れているスリランカ北部での「依存の心」を減らすために、スタッフと共に何度も住民の方々や地元行政官に対し「なぜもっと支援しないのか」「なぜもっとお金をかけないのか」「なぜJENはこれ以上サポートをしないのか」の説明を繰り返し行ったのを覚えています。

 最終的にはみなさんに理解を示していただき、互いに笑顔になれた瞬間は心が温かくなりました。

 スリランカは2015年1月に大統領選を実施し10年続いた政権が変わりました。同年8月には議会選挙を実施し、新しい大統領をさらに支持する民主的な動きが生まれました。

 2004年の津波被害の際に支援開始した国際NGOの多くがすでに撤退し、2009年の紛争終結後の復興支援を行っていた国際NGOの多くも撤退済みもしくは撤退を検討しています。スリランカはまさに今、過渡期です。そして国際コミュニティへの依存を減らし「自分たちで国を良くしていかないといけない」正念場です。

 そんな中JENはまだ撤退するわけにはいきません。あともう少し、支援サークルから取り残された人々、忘れ去られた地域を中心に、北部の方々がスリランカの経済発展に置いていかれず、積極的に参加できるようにサポートしていきたいと思います。

 サポートさせていただいたスリランカ北部の方々、協力して事業を実施させていただいた行政の方々、そして最前線で尽力してくれたスタッフの笑顔を胸に、スリランカで学んだ全てを次の任地にて活かしていきたいと思います。

 現地事業担当
 西田亜理沙

【JENスタッフと共に】
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【サポートした住民の方々と共に】
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JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。

▼クレジットカードはこちらから

Sri lanka

▼郵便振替の場合は↓

口座番号:00170-2-538657 

口座名: JEN

*通信欄に「スリランカ」とご記入ください*

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2月 18, 2016 事務所・スタッフ |

2016年2月 4日 (木)

ドライフード生産農業協同組合への引き渡し

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 1月28日に、オスィヤマライ地区の農協センターで引渡式が行われました。

 この地区は県境にあり、幹線道路からも離れ孤立していました。他の地区同様に村人は内戦中に避難し、もともといた人数の半分ほどしか戻っていません。今までに他の支援団体がサポートしたこともなく、だからこそその支援供給のギャップを埋めるためにも、JENはこの地区を支援対象としたのです。

 そして、再び住民が一丸となって地域の発展に貢献できるように農業協同組合の設立をサポートし、収入向上とコミュニティ強化を目的として、ドライフードセンターを建設しました。
 さらに、農協の運営がうまくいくように、加工食品の実践研修と組織運営の研修も提供しました。

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 半年におよび様々な支援を農協に対して行い、ついにこの日が来たのです。JENから正式にオーナーシップを農協へ引き渡す日です。
 
 式にはJENよりプログラムオフィサー、プロジェクトオフィサー、フィールドオフィサーが参加し、行政地区長、経済発展担当オフィサー、地区の学校長、そしてJENの支援事業に直接参加している20世帯および間接的に関わっている32世帯の家族が参加しました。

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 最初にプログラムオフィサーがテープカットを行い、次に農協運営に必要な帳簿と運営記録用のノートが農協のリーダーに手渡されました。

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 次に、ドライフードセンターを囲むように多年生苗を植えていく儀式を行いました。   

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 そして、農協の責任範囲、行政の責任範囲を記したMoUにサインして、JENからドライフード生産農業協同組合への正式な引き渡しが完了しました。
 全参加者が農協の新たな一歩に対し、強い関心を示し、同時にJENに対して感謝の意を表していただいた、とても楽しいイベントとなりました。

 私も1年間、オスィヤマライ地区の住民と共に、コミュニティを強くし、地域の発展を目指してきましたが、今までの苦労が少し報われたと感じられ、とても嬉しく思いました。

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 フィールドオフィサー
 アダイカラン

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2月 4, 2016 農業支援北部帰還民支援生計回復事業 |