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2015年7月 9日 (木)

昨年度事業参加者の声

 インタビュアー: R.クガネサラサ(フィールドオフィサー)
 インタビューを受けた人:サヤンティニィ―(農協の書記、ムハマライ地区、25歳)
 インタビュー日:2015年6月12日

 JEN職員 「ワナッカム(おはようごうございます)! 農業協同組合の書記官として、農協の機能や周辺の人々にとっての利点を教えて下さい」 

 事業参加者「もちろんです。私たちの農協に訪問いただき、ありがとうございます」
 
「私はこの農協の書記官として、月1回行われる会議を調整し、その中で議事録をとったり、会議で取り上げられた課題を決断に向けてサポートしたり、といった役割を担っています。私たちの農協は今年活動を開始し、これで2回目の月例会議になります。現在、製粉機を用いて追加で製粉できるもの、機材の欠点、収入のさらなる向上について話し合いをしているところです 」 

「(利点についてですが)近隣住民はお米やとうがらしを製粉しにやって来ます。1日に3~4世帯ほどが訪れます。以前は近くの町まで行っていましたが、私たちの農協で製粉を行うようになって、時間を短縮し、無駄な支出を減らすことができるようになりました」

 JEN職員「(事業参加後)村で感じた変化や発展についても教えて下さい」 

 事業参加者「私たちの村についてですが、未だに村に戻ってくる帰還民がいます。(一方で)、過去に日雇いの仕事で生計を立てていた人々はある程度は定職につき、幸せに生活している人もいるように見えます。 そして、ほとんどの世帯が恒久住宅を持ち、互いに協力的になったように見えます。人々は今自由に動きまわれるようになり、治安の問題もありません。 このように生活環境を楽しめるようになったことは大きな変化です」

「製粉機のオペレーターの代わりに食料を製粉させてもらった時は嬉しかったです。理由は、その時この農協が私たちの村に属しているということを実感できたからです。なので、村のために働けるこの仕事を贈り物であるかように感じています。私は全ての農協メンバーが手と手を取って助け合い、社会向上を築けるようになったら嬉しいです。 この農協の活動がさらに広がって、近隣の村の人たちも恩恵が得られるようになることが私の夢であり、楽しみです」

 【JEN現地スタッフが農協の建物の前で、農協の書記にインタビュー中】
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