« 2014年10月 | トップページ | 2014年12月 »

2014年11月27日 (木)

農業技術ワークショップ

 11月11日に農業技術ワークショップを開催しました。

 この農業技術ワークショップは、建設する農業用井戸を最大限活用して収入が効率的に得られるようになることを目的としています。具体的には、

- 畑の準備
- 有機コンポストの作成方法
- 有機農薬の作成方法
- 節水農業
- 害虫のコントロール
- 農作物の収穫方法や収穫時期
- 農業を営む上での健康問題

 をテーマとして取り扱い、自分たちの野菜栽培に生かしてもらいます。座学で半日、実作業を行う演習で半日、の構成です。

 ワークショップに限らず、普段から配布する種や苗の選定などに関して現地農業局と密接に連絡を取っており、その結果、講師派遣や農業訓練センターの使用にも協力してもらえることになりました。

 特にスリランカでは農薬が原因で健康被害が発生している可能性があり、有機農業にシフトするべく、力を入れているようです。そのためか、兼ねてから有機農業に取り組んでいるJENに良く協力してくれます。

【座学の様子】
141127_lecture


 演習では、有機コンポストの作成、有機農薬の作成を行いました。

【有機コンポストの作成演習】
141127_1practice_of_making_organic_


141127_practice_of_making_organic_c


【有機農薬の作成演習】
141127_practice_of_making_organic_p


写真④

 次は12月中旬に、成果である農作物からどのようにして効率的に収入を得るかをテーマにした、マーケティング・ワークショップを開催します。

 現地総務経理担当 那須田



【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】

【JEN設立20周年記念の取り組みについてはこちら

11月 27, 2014 農業支援北部帰還民支援 |

2014年11月 6日 (木)

コミュニティ強化ワークショップ

 農業用井戸や農業器具を住民の間でうまく共有してもらうために、井戸管理委員会を設立しています。 
 いきなり井戸管理委員会、と言っても現地の人たちにはピンとこないので、コミュニティの意義を理解してもらうためにワークショップを開いています。
 
 ワークショップでは、

- ステークホルダとは?
- リーダーシップとは?
- コミュニティで意見の衝突が発生したら?
- コミュニティでトラブルが発生したら?

 をテーマとして取り扱い、コミュニティをうまく運営するためのヒントを得てもらいます。

 そのワークショップを10月28日、11月4日、11月5日に開催しました。
 講師には大学でも教鞭を取っている現地コンサルタントを迎えました。

 まずは、参加者の緊張をほぐすためにアイスブレークをします。それも信頼感を高めるために、目をつむり隣と手をつないで移動したり、ちょっとしたチーム形式のゲームにしたりしています。
 特に、2地域合同で開催した回では、初めは地域で完全に分かれて座っていたのが、ワークショップが進むにつれて、会話も増えてきました。

【アイスブレーク】
141106_ice_breaking


 その後もグループワークを中心として参加者の集中力が途切れることなく、知識が身につけられるように工夫を加えています。

【グループワーク】
141106_stakeholder_recognition


 次は11月中旬に農業技術ワークショップを開催します。

 現地総務経理担当 那須田


【JENでは、皆様からのご寄付を受け付けています。ご協力をよろしくお願いします。
ご寄付は、こちらから受け付けております】

11月 6, 2014 井戸管理委員会 |